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今シーズン2つ目のグランツールが終了してから1週間、バーレーン・ヴィクトリアスは次なる目標として、第44回クラシカ・サンセバスティアン(ドノスティア・クラシコア)に焦点を移します。このレースは、UCIワールドツアーの中でも最も厳しいワンデーレースの一つとして知られています。
8月2日(土)に開催される今大会は、バスク地方の過酷な地形を211kmにわたって走るコースで、獲得標高は4,150メートル以上。スタートとフィニッシュは、象徴的なサンセバスティアンのブールバールに戻ります。
レース中、プロトンは6つのカテゴリー付きの登りを越えていきます。中でも伝説的な「ムルギル・トントラ」の復活は注目ポイント。この登りはゴールまで残りわずか8km地点にあり、レースの勝敗を左右するカギを握ると見られています。
最初の21kmは2024年のコースと似ており、序盤に新しい登りが追加されましたが、これが大きな分断を生むとは予想されていません。41km地点からはおなじみのサンセバスティアン・サーキットに入り、多くの選手がよく知る区間へと進みます。
最初の本格的な勝負所となるのが「ハイスキベル」の登りで、通常ここでプロトンが約半分に絞られます。登り出しは急勾配で、山頂付近では傾斜が緩み、風の影響も受けやすく、先頭集団の形成に大きく影響することもあります。
バスク地方在住で地元に精通するスポーツディレクター、ニール・スティーブンスはこう語ります:
「この素晴らしい、毎回ドラマのあるレースに、私の“第二の故郷”でバーレーン・ヴィクトリアスが出場するのはとても嬉しいことです。ツール・ド・フランスを終えた選手もいれば、休養明けの選手もいます。コンディションの読みは難しいですが、準備は万全です。」
レース終盤の要所のひとつは、164km地点に現れる「エルライツ」の登りです。長く厳しいこの上りは道幅も狭く、ポジショニングが極めて重要になります。
「エルライツに向かう140kmあたりからレースが本格化します。そこからが本当の勝負で、正しいグループに乗り、無駄のない動きが求められます。」
その後、2024年には不採用だった「ムルギル・トントラ」が今年は復活。過去の大会でも勝敗を決めてきたこの登りは、短く、急勾配で爆発力が求められ、最大勾配は18%。203km地点で登りきり、そこからは8kmのフィニッシュラン。最後の3kmはサンセバスティアン市内のフラット区間で、2023年のビルバオや2021年のモホリッチが2位に入ったのと同じフィニッシュです。
「最後の下りにはテクニカルなコーナーが2つあり、フィニッシュの直線はわずか250mで、風の影響もあります。最後のコーナーから先頭で出る選手は、しばしば差される。タイミングがすべてです。」
スティーブンスは続けます:
「我々のエースはレニー・マルティネスです。エルライツやムルギルのような爆発力の求められる登りに最も適した選手です。チームは彼を全面的にサポートします。ツールからの回復具合が良ければ、表彰台を狙える最有力候補です。」
地元バスク地方の道を熟知するペリョ・ビルバオもロードキャプテンとして出場:
「このレースを彼以上に知る者はいません。好調で、やる気も十分。彼の経験は戦術面でもチーム全体の導き役としても極めて重要です。」
クラシカ・サンセバスティアンは、ジロ・デ・イタリア以来のレースとなるアントニオ・ティベリの復帰戦でもあります。彼は最近、パッソ・ポルドイでの高地トレーニングを終えたばかりで、同じく高地合宿に参加したダミアーノ・カルーゾ、フラン・ミホルイェヴィチ、マティス・パースェンス、エドアルド・ザンバニーニと共に出場します。
「アントニオは素晴らしいコンディションで、このコースに非常に合っています。165km地点以降に、彼を含めた戦術を再評価します。
ダミアーノは“ジョーカー”です。165kmまでは自由に動き、その後はリーダーをサポートするか、自ら勝負に出るか判断します。彼は常に信頼できるファイターです。」
「他のメンバーも、序盤の位置取り、登りのサポート、キーポイントでのリーダー保護など、それぞれの役割を果たします。」
「我々には、表彰台を狙う深さと柔軟性があります。トップ10に2人を入れるのが目標です」とスティーブンスは締めくくります。
「自信と知性、そして献身的な走りで挑みます。チームの士気も高く、戦う準備はできています。」