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【Team Bahrain Victorious】2025 レニー・マルティネス、クリテリウム・デュ・ドーフィネ最終ステージ優勝!

レニー・マルティネス、思い出の地モン・スニで今季3勝目を飾る!

レニー・マルティネスが、今季3度目のワールドツアー勝利を見事な独走劇で飾りました。舞台はクリテリウム・デュ・ドーフィネ最終日、ゴール地点は山岳のプラトー・デュ・モン・スニ。フランスの若きクライマーにとって、この場所は特別な思い出の地でもあります。8年前、父と共にマウンテンバイクでこの地を走り、トレーニングした経験があるのです。

マルティネスは、今大会を総合トップ10入りを目指してスタートしましたが、「女王ステージ」であるコル・ド・ラ・マドレーヌで遅れ、痛恨のタイムロスを喫してしまいます。総合成績での望みが絶たれた中、彼は気持ちを切り替え、最終ステージでの勝利を狙ってレースに臨みました。そしてその決意通り、自らの存在感を見事に示したのです。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ 2025(第77回大会)

第8ステージ:ヴァル・ダルク ~ ヴァル・スニ(133.3km) – 2024年6月15日

1位:レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)
2位:ヴァランタン・パレ・パントル(フランス、スーダル・クイックステップ)

写真提供:イヴァン・ベネデット / SprintCyclingAgency ©2025

逃げ集団は序盤に形成され、プロトンは約3分のタイム差を容認。その中で、残り8km地点では、当初の逃げメンバーからただ一人残ったエンリク・マス(モビスター)を、レニー・マルティネスが鋭いアタックで突き放し、単独先行に持ち込みました。

その瞬間から、総合優勝候補であるタデイ・ポガチャルやヨナス・ヴィンゲゴーが追走に出るかどうかが注目されましたが、マルティネスは**モン・スニ峠(9.6km・平均勾配6.9%)**の頂上を40秒以上のリードを保ったまま通過。最後までその差を守りきり、総合勢の追撃を振り切って、記憶に残る勝利をつかみ取りました。

感極まったレニー・マルティネス、フィニッシュラインで語る:

「昨日は本当にひどい状態で、その前の日々もずっと調子が悪かったんです。だから正直、今日は全然期待していませんでした。でもスタートしてからようやく身体が動く感覚があったので、“行ける”と思って仕掛けました。

途中、今度はファン・デル・プールが勝つんじゃないかと思ったし、その後はポガチャルとヴィンゲゴーのコンビに捕まりそうだとも思って…本当に悔しい結末になるところでしたが、何とかうまくいきました!

最後の1kmまでは全力で踏み続けていて、ゴール直前になって初めて“勝てるかもしれない”って信じられるようになりました。ドーフィネでの自分のパフォーマンスにはとても満足しています。総合順位を狙って来たんですが、それは叶いませんでした。でも、今週を結果で締めくくることができました。

チームからは『決して諦めるな』と言われていたので、今日もチャレンジしようと決めたんです。この勝利を持ち帰れることを、チーム全員で誇りに思えます。ツール・ド・フランスでも勝ちたいですね、どうなるか見てみましょう。」

クリテリウム・デュ・ドーフィネ 2025(第77回大会)

第8ステージ|ヴァル・ダルク ~ ヴァル・スニ|133.3km|2024年6月15日

レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)
写真:イヴァン・ベネデット/SprintCyclingAgency ©2025

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