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バーレーン・ヴィクトリアス、ハンガリーで勝利に貪欲 — スプリントと総合争いの両面で挑む
今季最初のグランツール(ジロ・デ・イタリア)がイタリアで進行中の中、バーレーン・ヴィクトリアスは新たな6人編成で、今週水曜日に開幕する第46回ツール・ド・ハンガリーに挑みます。
今年はマジャル(ハンガリー)初開催から100周年を迎える記念大会。今大会は5ステージ構成で、総距離875km、累積標高は7,000m超え。コースは平坦ステージが3つ、総合成績を左右する準山岳ステージが1つ、スプリントの可能性があるが展開次第ではGCにも影響を及ぼす難しい最終ステージが含まれます。
この記念すべき大会での総合成績(GC)への期待を担うのはトルステイン・トレーエン。フランスでのレースを経て好調を維持しており、山岳でのサポートはマックス・ファンデルムーレンとライナー・ケップリンガーが担います。
一方、平坦ステージではフィル・バウハウスがスプリントをリード。アレベルト・ブルットメッソがリードアウト役を務めます。セルヒオ・トゥは全ステージでチームを支えるオールラウンダーとして起用されます。
スポーツディレクターのミハウ・ゴワシュは、次のようにコメントしています!
「今年のツール・ド・ハンガリーは、フィルにとってスプリントで勝負できるチャンスが複数あります。最低でも3つのステージが明確なスプリント勝負になると予想しており、我々は全力で彼を勝利に導く態勢です。ステージ5もスプリントの可能性はありますが、展開次第では逃げ切りが決まる地形でもあるので、柔軟な戦術で臨みます。
ステージ3は総合争いの鍵となる日で、トルステインの特性に合ったレイアウトです。彼の力を引き出すために、ライナーとマックスのサポートが極めて重要になります。目標は総合トップ5ですが、表彰台も狙えると信じています。
スプリントの日は、フィルとアレベルトの連携が鍵になります。ポジショニングとタイミングを完璧に合わせる必要があります。マックスはリードアウトにも登坂にも対応できるので、貴重な存在です。セルヒオは全般的なサポートを担い、あらゆる場面で力を発揮してくれるでしょう。
1チーム6人という少数構成ではステージの完全掌握は難しいですが、選手たちは非常にモチベーションが高いです。明確な目標は2つ、ステージ優勝とGCでのトップ5入り。すべてがうまく噛み合えば、週の終わりには表彰台に立っている可能性もあるでしょう。」