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【Team Bahrain Victorious】2025 ツアー・オブ・ジ・アルプスへ出場!

かつて「ジロ・デル・トレンティーノ」として知られていた第48回ツアー・オブ・ジ・アルプスが月曜日に開幕します。チーム・バーレーン・ヴィクトリアスは、昨年の総合3位という好成績を経て、今年も高い期待を胸にイタリアへと向かいます。
今年のコースは総距離747km・獲得標高16,000m超とされ、2025年シーズンで最も厳しい5日間のレースになると多くの関係者が予想しています。

レースは月曜日の朝、サン・ロレンツォ・ドルシーノを出発し、金曜日の午後にオーストリア・東チロル州の州都リエンツにフィニッシュ。5つのステージはいずれも、総合順位を左右する可能性を秘めています。

昨年の大会で総合3位に入り、その翌月にはジロ・デ・イタリアで新人賞を獲得したアントニオ・ティベリが今年もエースとして出場。シーズン最初のグランツールを控えた最終調整の場としても、この一週間に臨みます。
また、同胞のダミアーノ・カルーゾ(2017年以来の出場、2021年ジロ2位)が、ロードキャプテンとして全行程をともに走ります。

今大会とジロ・デ・イタリアの両方でチームを指揮するのはゴラズド・シュタンゲル

「チームの明確なリーダーはアントニオ。今大会は、選手たちの役割という点でも**ジロの“予行演習”**となるでしょう。アントニオがエースで、ダミアーノは彼の“影”として走ります。彼はこの役割において最高のロードキャプテンの一人です。昨年表彰台に上がりましたが、今年もそこを狙っています。これはジロに向けた順調な準備の証明にもなり、自信にもつながるはずです」


ステージ概要

  • ステージ1(148km):サン・ロレンツォ・ドルシーノを発着点とする周回コース。
    カンポ・カルロ・マーニョ(14.4km/6.2%)とパッソ・デル・ドゥローネ(6.3km/8.0%)を含み、最後は短く激しい上りフィニッシュ。

  • ステージ2(178km):メッツォロンバルドからスタートし、ペータースベルク(19.1km/6.1%)を越える。
    一見穏やかに見えるが、実は獲得標高4337mと今大会最多。終盤にはObertelfes(オベルテルフェス)を2回通過し、勝者候補を絞り込む難関ステージ。


ティベリを支える山岳アシスト陣

登坂が多い今大会、ティベリにとって山岳アシストの存在は極めて重要です。
カルーゾに加えて、将来を期待される若手2名が力を貸します。

シュタンゲルのコメント:

アフォンソ・エウラリオは笑顔が絶えない選手で、山岳サポートを務めます。彼は急速に成長していて、今回も学びの場となるでしょう。チームとアントニオを支えることを心から楽しみにしています。
さらに、カスペル・ボルレマンス(開発チーム出身)も加わります。彼はクライマータイプでモチベーションも高く、今大会は彼のプロキャリアの始まりとして素晴らしい舞台になります」


その他の注目選手と役割

ステージ3(145.5km)では、平坦区間がある珍しいコースですが、フィニッシュ10km前に最後の登りが控えています。
この日、安全な位置取りを担うのが22歳のフラン・ミホルイェヴィッチ
(クロアチア)とフィンリー・ピッカリング(イギリス)です。フィンリーは昨年この大会で大きなクラッシュに見舞われましたが、復帰を果たします。

「フランはケガからの回復が順調で、チームに戻ってきてくれて嬉しい限りです。彼は平坦や序盤の登りで重要な役割を担います。
フィンリーも同様に、ギャップを埋めたり、逃げに乗ったり、展開をコントロールする役割を果たしてくれるでしょう」


今週最難関となる「クイーンステージ」

ステージ4(162km)はオーストリア・ジリアンを出発し、いきなりラゴ・ディ・ミスルニア(標高1755m)まで登坂。
その後も急坂が続き、最後のカルティッシャー・ザッテル峠
はフィニッシュ7km前に登頂。
終盤は平均8.4%・5.9%の連続登坂と、勾配5%のフィニッシュで締めくくられます。


最終日は短くも過酷な112km

最終日(ステージ5)は112kmのループコース。登りはいずれも短いながら二桁勾配が連発し、
ラスト10km手前には**ストロナッハ(3.1km/12.6%)**が待ち構えます。


最後に:ジロ前の本格的な試金石

5日間のレースは、来月開幕するジロ・デ・イタリアの前哨戦としても絶好の舞台。
シュタンゲルも、多くの強豪が揃うこの一週間を楽しみにしています。

「良い選手たちが多数出場予定です。ジロほどではないにせよ、総合争いはレベルが高い。
小規模チームがチャンスを狙う分、大きなチームには責任がのしかかります。
アントニオを守るために全力を尽くし、リスクを避けながら好感触を得て、ジロへとつなげていきたいですね」

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