TEAMチーム・レース情報
チーム・バーレーン・ヴィクトリアスのペリョ・ビルバオは、UAEツアー最終ステージで果敢な走りを見せ、総合3位を獲得。ジェベル・ハフィートでのスリリングな戦いの末、キャリア3度目となる中東唯一のワールドツアーレースの総合表彰台を確保した。
UAEツアー2025 – 第7回大会 – 第7ステージ
アル・アイン ハッザー・ビン・ザイード・スタジアム – ジェベル・ハフィート 176km – 2025年2月23日ペリョ・ビルバオ(スペイン – バーレーン・ヴィクトリアス)写真:ルカ・ベッティーニ / SprintCyclingAgency©2025
今回のUAEツアーもまた、予測不能な展開となり、横風による集団分裂が総合争いに緊張感をもたらした。ペリョは横風区間でチームメイトと離れ離れになったが、最前線のグループに残った唯一のバーレーン・ヴィクトリアスの選手となった。
UAEツアー2025 – 第7回大会 – 第7ステージ
アル・アイン ハッザー・ビン・ザイード・スタジアム – ジェベル・ハフィート 176km – 2025年2月23日ペリョ・ビルバオ(スペイン – バーレーン・ヴィクトリアス) – 横風分断(エシュロン)写真:ルカ・ベッティーニ / SprintCyclingAgency©2025
最前線に残った総合優勝争いの選手たちにとって、すべては最終登坂にかかっていた。ビルバオはこの日、総合7位からスタート。しかし、最終的に優勝したタデイ・ポガチャル(UAE)のアタックに即座に反応せず、冷静なレース運びを見せた。先にアタックした選手たちは後に吸収される展開となり、その間にビルバオは完璧なタイミングでアタックを仕掛け、2位フィニッシュのジュリオ・チッコーネ(Lidl-Trek)に追いついた。スプリント勝負で惜しくも及ばなかったものの、経験豊富なバスクのライダーは見事なレース戦略を駆使し、3度目の総合表彰台を手にした。
UAEツアー2025 – 第7回大会 – 第7ステージ
アル・アイン ハッザー・ビン・ザイード・スタジアム – ジェベル・ハフィート 176km – 2025年2月23日ペリョ・ビルバオ(スペイン – バーレーン・ヴィクトリアス)写真:ルカ・ベッティーニ / SprintCyclingAgency©2025
ビルバオのコメント
「そうだね、今日は我慢が必要だった。去年は責任を背負いすぎてしまったし、一昨年も少し焦って早めに仕掛けすぎた。今年はチームカーからの指示もあって、ペリ(ペリツォッティ)やニール(スティーブンス)がずっと『待て、待て、待て、今が完璧な状況だ』って言い続けてくれたんだ。僕も信じて、最後に全力でアタックして表彰台を狙うことに集中した。すべてが完璧に運んだよ。
チームはこの1週間、僕をサポートしてくれた。今日だけの結果じゃなくて、クラッシュを避けたり、疲労を溜めないようにしたり、風から守ってくれたり、すべてのサポートがあったからこそこの結果を得られた。すべてがスムーズに進んで、本当に完璧な1日だった。
次のレースはストラーデ・ビアンケ。僕の大好きなレースのひとつだし、とても楽しみにしている。きっと素晴らしい時間を過ごせるはずさ!」