TEAMチーム・レース情報
一見簡単そうに見えても、まったくそうは行かないのがブエルタ・ア・エスパーニャというレースです。この日は、単独優勝のカヴァニャ(DQS)から8秒遅れのディラン・トゥーンスが7位を獲得し、チーム BAHRAIN MERIDAの選手たちは無事にレースを終えました。カヴァニャは、この日の逃げ集団を形成。11人のこの集団には、ドメン・ノヴァクもいましたが、徐々にペースを落とし、残り53km地点で吸収されました。
ハインリヒ・ハウスラーは、この日のステージを次のように表現します。「過酷でした…過酷以外、表しようがありません。とにかく過酷で、これは他のステージでも同じですが、スタート直後から風、エシュロン、落車などで緊張が高まり、そして常に全開で走ることが求められました。あと2日を頑張れば、ようやく楽になれます」。
実際、この日は上り坂でスタートし、スプリントが予想されたゴールも同じく上り坂で、路面は石畳でした。そして選手たちはゴールまで、大雨と強烈な横風にさらされたのです。悪天候により落車が発生し、レッドジャージのログリッチェやホワイトジャージのロペスも巻き込まれました。2人ともレースに復帰し、総合順位に変更はありません。明日は、またしても過酷なステージが用意されています。
「明日もまた厳しいレースが予想されます。逃げに加わり、トップ10入りが目標ですが、できればステージ優勝を狙いたいです。選手たちは、ブエルタですばらしい走りを見せています。一番大切なのは、レースが3週間も続くと誰もが疲れ出すため、精神状態を保つことでしょう」と、チーム BAHRAIN MERIDAのスポーツディレクター、リック・フェルブリュッヘはまとめます。
ステージレポート
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