MERIDA

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STREAMLINED RACE COMPLIANCE
SCULTURA V

軽量化、空気抵抗の低減、そして快適性の向上。

同時に実現できないと思われるこれらすべてを具現化したバイク、
それが新型SCULTURA(以下SCULTURA V)です。

SCULTURA Vは、軽量ロードバイクの伝統を受け継ぎながらも空気抵抗を徹底的に減らし、
快適性を新たなレベルにまで高め、重量を極限まで削り落としたことで、
ワールドツアーで実証したレースに勝てる万能な武器となる1台となりました。

KEY POINTS FOR SCULTURA V
SCULTURA Vのキーポイント

Much more aerodynamic than the previous generation
前モデルよりはるかに優れた空力性能

Greatly improved comfort with no loss of efficiency
効率性を損なうことなく快適性を大幅に向上

Weight reduced despite new aero tube profiles
空力性能に優れながらも軽量化を実現した新チューブ形状

Cockpit integration and all internal cable routing
コックピットを一体化し、すべてを内装ケーブルルーティングに

SCULTURAはメリダのロードラインナップに登場して以来、軽量レースバイクとして優れた登坂能力が必要とされるときに頼りにされてきました。一方でREACTOは、エアロロードとして最高クラスのエアロダイナミクスと純粋なペダリング効率性を担当してきました。

新しいSCULTURA TEAMは、数々のテストを重ね国内外で高い評価を得ているREACTOの特徴も引き継ぎ空力性能を向上させ、同時に定評のあった快適性をさらに高めました。

こういった改良を重ねたこのバイクは発表前から、Team Bahrain-Victoriousが使用し、ワールドツアーでの4つの勝利を挙げ、その能力を実証してきました。クリテリウム・デュ・ドーフィネでの2ステージの勝利(マーク・パドゥン)、ツール・ド・フランスでは1ステージの勝利(ディラン・トゥーンス)、ブエルタ・ア・エスパーニャでの1ステージの勝利(ダミアーノ・カルーゾ)が、傑出した結果を示しています。
この結果からこのバイクが誕生時にはすでに勝利の遺伝子を持っていたことを、これ以上証明する必要はないでしょう。

WHAT HAVE WE DONE, AND WHY?
何を行ったのか、そしてその理由とは?

SCULTURA Vの開発において、軽量化は常に重要な課題でしたが、それに加えて前モデルよりもさらに空力性能を高め、快適な乗り心地を実現したいと考えていました。これらの目的を達成できれば、ライダーのスピードを高いレベルで保ちながらも、体や筋肉の疲労を軽減する、前モデルを大幅に上回る性能を実現できるからです。目指したのは、MERIDAの歴史の中で最も完成度の高いオールラウンドなロードバイクを作ることでした。

IMPROVING AERODYNAMICSエアロダイナミクス性の向上

REACTOが世界で最もテストされ、数々の賞を受賞しているエアロバイクであることが、私たちを他にはない立ち位置とさせました。そのため次なるSCULTURA Vのデザインには、これまでに学んだことすべてを活かしています。まずSCULTURAの前影部を縮小し、ヘッドチューブとフォーク部にエアロ設計のREACTOデザインを採用しました。さらに一体式のコックピットにケーブルを完全に内装し、シートポストクランプを隠し、シートステーの取り付け位置を下げたことで、大幅に空気抵抗を低減しました。新型SCULTURA TEAMの空力性能は、前モデルの234.3W@45㎞/hから224.5W@45km/hへと向上し、しかもレース仕様のセッティングで重量は7kg以下を実現。さらに空力に最適化されたホイールとタイヤを装着すれば、217.7W@45km/hという驚異的に低い空力値となります。

さらに最速のセットアップとなる60mmディープエアロホイールを組み合わせた場合、同じセットアップのREACTO IVと僅か10Wの差しかありません。

SCULTURA Vは、REACTOほど空気抵抗を減らすことに重点を置いていません。しかし重さを重視しないのなら、表のように非常に空力性能の高いバイクにもできます。このようにSCULTURA Vは、トップレベルの競技からクラブライドまで対応。最高性能のバイクをスポーツライドやグランフォンド、そして毎日の移動にも使いたいと考える方など、あらゆるライダーが乗れる万能さを発揮します。

  RIM PROFILE WEIGHT
AS TESTED (KG)
DRAG @
45KPH (W)
Δ TO PRECEDING
SETUP (%)
Δ TO PRECEDING
SETUP (W)
SCULTURA IV 40mm 6.9 234.5 - -
SCULTURA V 45mm 6.7 224.5 -4.2% -10
SCULTURA V * 60mm 7.2 217.7 -3% -6.8
REACTO IV ** 60mm 7.3 213.6 -1.8% -4.1
REACTO IV * 60mm 7.5 207.2 -3% -6.4

完全な内装ケーブルルーティングへの移行は、新しいMERIDA TEAM SLの一体型バー&ステムの助けを借りています。また、新規にFORCE DIFFUSERステアリングコラム用スリーブを採用し、ステアリング部の耐久性を大幅に向上させました。

そして空力性能向上の最後のピースとなったのは、前モデルよりも取り付け位置を下げたシートステーでした。 また、REACTOで初めて採用された空力的に最適化されたヘッドチューブ形状や、幅広のワイドベンドフォークブレードも空気抵抗を減らすのに貢献しています。

IMPROVING POWER TRANSMISSION AND STEERING CONTROLパワー伝達とステアリング操作性の向上

SCULTURA IVと比較して、ボトムブラケット剛性を維持しつつもフォークの横方向への剛性は12.8%増させました。これによりSCULTURA Vのフレームのペダリング効率とステアリング精度を向上させています。

IMPROVING COMFORT快適性の向上

快適性は、本格的なアスリートではなく『レジャー』を楽しむサイクリストにのみ重要な特性だと考えられがちです。しかし身体や筋肉の疲労を軽くすることで、ライダーはより力強く、長く走れるのがテストで明らかになっています。快適性の向上は、パフォーマンスの向上につながります。そのためSCULTURA IVのすでに高い快適性の基準を引き上げるのは、とても大切だったのです 。

これを実現したのは、ボトムブラケットからサドルまでの垂直方向の剛性を111N/mmから80N/mm以下に下げられたこと。この大幅な改良に加え、さらにシートチューブを40mm短くしてシートポストを露出させたことで、さらなるしなりを利用できたこともあり、乗り心地の良さは大幅に上がりました。

また、30mm幅までのタイヤを装着できるようになったことも、快適性の向上に大きく貢献しています。幅広のタイヤは、クッション性を高めるだけでなく、耐パンク性や転がり抵抗の低減にもつながるからです。

THE END RESULT
最終的な成果

すべてが新しくなったSCULTURA Vは、これまでと同様に多機能で軽量なオールラウンダーですが、今回の変更により最高レベルのパフォーマンスを発揮できる能力がさらに向上しました。快適性が向上したことで疲労を軽減し、空気抵抗も前モデルに比べ約10Wと大幅に減っていますが、UCIの重量制限値である6.8kgを容易に達成しています。

KEY FEATURES
主要な特徴

MERIDA TEAM SL 1P COCKPIT
新型SCULTURA TEAMの空力性能を向上させるため、ワンピースコックピットを採用しました。

  • • フルカーボン構造
  • • 完全なケーブル内装化
  • • ケーブルを簡単に取り付けられる内部ライナー
  • • 約320g
  • • WIREPORTヘッドセットとの完全な統合(すべてのケーブルがヘッドセットからフレームに入ります)
  • • 新開発のFORCE DIFFUSERと一体式スペーサーを搭載
  • • 独自設計のガーミンマウントホルダー(2つのポジション、完全な取り外しも可能、GoProマウントとしても使用可)

FORCE DIFFUSER
MERIDA TEAM SL ワンピースコクピットのパーツの一部となるFORCE DIFFUSERは、フォークステアリングコラムの物質疲労を劇的に改善します。

  • • FORCE DIFFUSERはカーボンステアラーのクランプ部を包み込み、クランプ時に発生する負荷を均等に分散
  • • 業界標準をはるかに上回る200,000回の荷重サイクルでテストを行いましたが、傷や凹みはほぼ見られませんでした

INTEGRATED SPACERS
コクピットの重要なパーツである、ワンピースコクピット一体式スペーサーは、設定や調整、整備性を大幅に向上させます。

  • • 2ピース構造のスペーサーはクランプ時にはロックされますが、ステムをステアチューブで上で移動させたり外したりしたときには取り外しも可能
  • • 2ピース構造のため、コックピットの下にも上にも取り付けられ、ステアチューブを切ることなく理想の位置を見つけられます
  • • ケーブルやホースを切断することなく、スペーサーを取り外せます

DISC COOLER
フロントとリアキャリパーの下に設置されるアルミニウム製の部品で、CNCで加工された冷却フィンから熱を逃がします。テストの結果、冷却性能が約35%向上し、冷却時間が短縮され、ブレーキのパフォーマンスを最適化しています。

  • • 新型SCULTURA TEAMには、シマノ12速フラットマウントディスクブレーキのブリーディングポートへのアクセスを改善した最新版のDISC COOLERが搭載されています。

WIRE PORT
MERIDAのヘッドセットは、すべてのコントロールケーブルがヘッドセットを通してフレーム内に入る設計。フレームに構造的な変更を加えることなく、すっきりとした外観を実現しています。

  • • 新しいSCULTURA TEAMでは、すべてのケーブルがハンドルバーとステムの内部を通ってから、WIREPORTを通してフレームに入ります。

SPECIFICATION AND OTHER FEATURES仕様・その他の特徴

  • • CF5フレーム(861g - Mサイズ)
  • • CF5フォーク(389g - Mサイズ)
  • • ダイレクトマウント式リアディレイラーで変速性能向上
  • • 12mmスルーアクスル

WHO IS THE SCULTURA TEAM AIMED AT?
SCULTURA TEAM はどんな人に向いている?

SCULTURA TEAMは、優れた快適性と目覚ましい空力性能を備えた軽量なクライミングバイクを求める、トップレベルのレーサーを主な対象としています。ワールドツアーで4度のステージ優勝を果たしたことからも、SCULTURAがこのスポーツでの最高の性能を届けられるのは明らかです。またクラブライダーも、滑らかではない路面でのトレーニングライドに、優れた振動吸収性を備えた完璧なオールラウンダーを求めているのなら、このバイクは最適なパートナーとなるでしょう。そしてさらに、レースで実績のあるアグレッシブなジオメトリーだからといって、これをことさらに敬遠しないスポーツライドやグランフォンドを愛するライダーたちも、SCULTURA TEAMの恩恵を受けるでしょう。

SCULTURA TEAM GEOMETRY DATA

SCULTURA TEAMのジオメトリーはREACTO IVと同じで、コンタクトポイントの位置もすべて同じです。これはプロライダーを意識したためで、REACTOとSCULTURAとの乗り換えを簡単にすることで、ライダーがステージやコースに合わせて最適なバイクを選べるようにしています。さらに、REACTO IV / SCULTURA Vのジオメトリーは、優れた安定性と敏捷性とのバランスが実証されており、素早い方向転換をふらつかずに行える一方で、もたつきを感じさせない優れた直進安定性も備えています。

ジオメトリー表

* トップチューブがスローピングしているため、シートチューブ長は前モデルのSCULTURAよりも40mm短くなっていますのでご注意ください。これを補うため、 この量の分だけ長いシートポストを利用し、シートポストのしなりも活かしています。

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