COLUMNコラム
バーレーンヴィクトリアス ブエルタ・ア・エスパーニャ出場メンバー紹介!
こんにちは!
世界3大ロードレースの1つ、ブエルタ・ア・エスパーニャが8月14日から開幕します。
そこで、今回はブエルタ・ア・エスパーニャに参戦するチームバーレーンヴィクトリアスの選手をご紹介。
まずブエルタ・ア・エスパーニャとはどんなレースなのか。
世界3大ロードレースと呼ばれているのがツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、そしてスペインが舞台のブエルタ・ア・エスパーニャです。
1935年に第一回大会が開催され、今年で76回目を迎えます。
8月14日にブルゴス大聖堂をスタートし、9月5日にサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂までの総距離3336.1Kmの全21ステージで行われます。
ではチームバーレーンヴィクトリアスの出場メンバーをご紹介いたします。
左上から 新城幸也選手/ダミアーノ・カルーゾ選手/ジャック・ヘイグ選手/ミケル・ランダ選手/ジーノ・マーダー選手/マーク・パデュン選手/ワウト・プールス選手/ヤン・トラトニク選手
1.ミケル・ランダ選手
photo Luis Angel Gomez/BettiniPhoto©2021
まずはチームの絶対的エースであるミケル・ランダ選手。過去様々な強豪チームを渡り歩きグランツールに挑んできたスペイン出身のオールラウンダーで、「グランツール総合争い第3の男」に名を挙げられるものの、未だ総合優勝は成しえていません。
今年のジロ・デ・イタリアではエースとして参戦し、好調な走りを見せていたものの第5ステージで落車後、リタイア。鎖骨と肋骨の骨折のケガをして治療に専念するため戦線を離脱していましたが、ブエルタの前哨戦でもあるブエルタ・ア・ブルゴスで復帰し見事個人総合優勝をはたしています。
また今大会では、ランダ選手の調子の良さやチーム力の高さから優勝候補の一角として、期待されています。
2.ダミアーノ・カルーゾ選手
photo Luca Bettini/BettiniPhoto©2021
山岳ステージを得意とするイタリア出身のオールラウンダーです。ステージや総合成績での優勝はあまり多くないですが、常に安定した成績を残しており、山岳ステージでのアシストとしてとても頼りがいのある選手です。
ジロ・デ・イタリアではエースであるランダ選手を失った後、エースを任され第20ステージでは見事独走勝利を、また総合成績では自身初となる2位を獲得するなど、好調なシーズンを送っています。また、第20ステージでのアシストのビルバオの背中を軽くたたいて彼の仕事に感謝するシーンはロードレースファンの皆さんの記憶にも新しく、また印象に残っているのではないでしょうか。
今大会では、エースを支える走りに注目です。
3.ジャック・ヘイグ選手
photo Luca Bettini/BettiniPhoto©2021
山岳でのステージを得意とするオーストラリア出身のクライマーです。2019年のパリ~ニースでは総合4位という好成績をおさめています。今年のツール・ド・フランスではチームのエースを任されての参戦となりましたが、第3ステージで無念の落車リタイアとなってしまいました。
ブエルタでは山岳ステージでエースを支える役割を担っていますが、状況次第では、セカンドエースとして活躍する可能性も秘めています。
4.ジーノ・マーダー選手
photo Peter De Voecht / PN / BettiniPhoto©2021
スイス出身のクライマーです。今シーズン新加入の選手ですが、その実力はすでにチームトップクラス。シーズン序盤のパリ~ニースでは残り25mを切るところまで逃げ続けステージ優勝目前まで迫るなど好調を維持していました。
ジロ・デ・イタリアでは、エースであるランダ選手を失った直後の第6ステージでグランツール初勝利を収めています。勢いのあるマーダー選手はブエルタでどんな走りをみせてくれるのか、ご期待下さい。
5.マーク・パデュン選手
photo Dario Belingheri/BettiniPhoto©2021
ウクライナ出身のクライマーです。
今年のクリテリウム・デュ・ドーフィネではクイーンステージで並みいるスター選手を振り切る衝撃的なワールドツアー初勝利をあげ、さらに翌日の超級山岳でも前日同様の独走を見せ2連勝を飾ったことで、一躍その名が知られました。ドーフィネでの勝利のあとの笑顔が印象的なパデュン選手は、ブエルタでもそのチャーミングな笑顔を見せてくれるでしょう。
6. ワウト・プールス選手
photo BettiniPhoto©2021
昨年のブエルタ・ア・エスパーニャでは個人総合6位という好成績を収めたオランダ出身のクライマーです。山岳ステージを得意とする選手で、今年のツール・ド・フランスでは、最終盤まで山岳賞ジャージを争うなど、好調をキープしています。ブエルタではエースのためのアシスト中心となりそうですが、チャンスがあれば自身のステージ優勝も狙いにいく姿も見られるかもしれません。
7.ヤン・トラトニク選手
photo BettiniPhoto©2021
タイムトライアルを得意とするスロベニア出身ライダーです。独走力が高く、山岳以外のステージでの逃げに乗る役割を担うことも多い選手です。
今回のチームメンバーの中では、新城選手と共にチームを山岳まで牽引する役割を担うことが多くなりそうです。
一方で今年のスロベニアのタイムトライアルチャンピオンでもありますので、第1ステージと最終ステージでは、スロベニアの国旗をイメージした特別カラーTTバイクに乗るトラトニク選手にもご注目下さい。
8.新城幸也選手
日本の絶対的エースの新城選手。グランツール出場は15回目。今年はジロ・デ・イタリアに続くグランツアーとなり、今回のブエルタでは2015.2016,2019年に続く4度目の出場となります。ブエルタの前哨戦といわれているブエルタ・ア・ブルゴスでは集団を牽引する姿が何度も見られ、ランダの個人総合優勝に大きく貢献しました。
「強力なメンバーと共に出場するので、僕自身どんなレースになるか楽しみ」とコメントしています。
以上がブエルタ・ア・エスパーニャで戦うチームバーレーンヴィクトリアスのメンバーです。
チームバーレーンヴィクトリアスの選手の活躍にご期待下さい。