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チームバーレーンビクトリアス ジロ・デ・イタリア参戦メンバー紹介!

こんにちは!

世界3大ロードレースの1つに数えられるジロ・デ・イタリアが開幕してから10日が経ち選手たちは最初の休息日を迎えました。

ここでは、ジロ・デ・イタリアに参戦中のチームバーレーンビクトリアスの選手たちを現在の状況なども含めてご紹介させていただきます。

最後までお読みいただけますと幸いです。

まず、はじめに ジロ・デ・イタリアとは。

ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)は、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャと合わせ、世界3大ロードレース(グランツール)と呼ばれるレースの1つです。1909年に第1回大会が開催され、以後何年かの中断や新型コロナウイルスによる延期を挟みながら現在まで103回開催されています。

イタリア各地やその周辺国を走るステージレースで毎年5月上旬から23日間で開催され、コースは同じグランツールのツール・ド・フランスと比べると、勾配の厳しい坂や標高2000mを超える峠などが登場する山岳コースが多く、クライマーと呼ばれる登りを得意とする選手が多く活躍する傾向があります。

 

ラインナップ紹介

チームバーレーンビクトリアスのラインナップ(中央左上から新城幸也選手/ヤン・トラトニク選手/ミケル・ランダ選手/ダミアーノ・カルーゾ選手/ペリョ・ビルバオ選手/ジーノ・マーダー選手/マテイ・モホリッチ選手/ラファエル・バルス選手)

 

ここからは、第104回ジロ・デ・イタリアに参戦しているバーレーンビクトリアスのチームラインナップをご紹介。ジロ・デ・イタリアには8名の選手が参加しました。

 

1.ミケル・ランダ

BettiniPhoto©2021

まずはチームの絶対的エースであるミケル・ランダ選手。過去様々な強豪チームを渡り歩きグランツールに挑んできたスペイン出身のオールラウンダーで、「グランツール総合争い第3の男」に名を挙げられるものの、未だ総合優勝は成しえていません。

今大会前はティレーノ~アドリアティコやイツリア・バスク・カントリーといったステージレースで総合トップ10内を獲得するなど調子を上げ、グランツールの制覇を目標に参戦しました。

ジロ開幕後は、第4ステージの登りでアタックを掛け、総合順位をアップさせるなど、調子の良さを見せつけ、後半の山岳ステージでの戦いに期待を持たれていました。しかし、続く第5ステージのラスト5㎞を切ったところで落車。落車時に鎖骨と肋骨を折ってしまいフィニッシュまで辿り着けず。そのままリタイアとなりました。

序盤でのエースのリタイアにチームは悲しみに包まれましたが、悲しみをバネに、チームはより一丸となっていきます。

ランダ選手ですが、レース後の検査で骨折以外の大きなケガは見つからなかったそうで、今後はスペインに戻って治療を行うとチームから発表されています。

 

 

次にエースをアシストするべく参戦した強力なメンバーをご紹介。

 

2.ペリョ・ビルバオ

BettiniPhoto©2021

今大会のアシストメンバーを代表するのはペリョ・ビルバオ選手。前回大会では総合5位に入賞するなどチームのエースを担うことも多いスペイン出身のクライマーです。同郷で年齢も近いということでランダ選手からの信頼も厚く、レース終盤、勝負所でのアシストを任されていました。

ランダ選手のリタイア後は総合上位に位置するカルーゾ選手や山岳賞を争うマーダー選手のアシストとして動くことが多くなりそうです。しかし登坂力はチーム随一ですので、今後の山岳ステージでは自ら勝負に行くシーンも見ることができるかもしれません。

 

 

3.ダミアーノ・カルーゾ

BettiniPhoto©2021

山岳ステージを得意とするイタリア出身のオールラウンダーです。ステージや総合成績での優勝はあまり多くないですが、常に安定した成績を残しており、山岳ステージでのアシストとしてとても頼りがいのある選手です。今大会では初日の個人タイムトライアルを25位でスタートして以降、ランダ選手をアシストしながら、自身もステージを終える毎に順位を上げ現在はチーム最上位の7位に位置、実質的にチームのエースを引き継いでいます。

第2週以降はビルバオ選手、マーダー選手と共に得意の山岳ステージで安定感のある走りを魅せてくれることでしょう。

 

4.ジーノ・マーダー

BettiniPhoto©2021

今大会チーム最年少24歳、スイス出身のクライマーです。今シーズン新加入の選手ですが、その実力はすでにトップクラス。シーズン序盤のパリ~ニースでは残り25mを切るところまで逃げ続けステージ優勝目前まで迫るなど好調を維持していました。

そして今大会の第6ステージではその実力を発揮。チームメイトのモホリッチ選手と共に序盤から逃げに乗り続け、フィニッシュまで3.3㎞の地点からは単独アタック。見事に自身初のグランツール勝利を飾るとともにチームに今シーズンのワールドツアー初勝利をもたらしました。また同時に山岳賞(マリア・アッズーラ)を獲得。現在は山岳賞ランキング3位ですが、まだ逆転可能な圏内ですので、今後のステージでまたマリア・アッズーラを着用する姿を見ることが出来るかもしれません。

 

5.ヤン・トラトニク

BettiniPhoto©2021

タイムトライアルを得意とするスロベニア出身ライダーです。過去にはスロベニアのタイムトライアルチャンピオンにも輝いたこともあり独走力が高く、山岳以外のステージでの逃げに乗る役割を担うことも多い選手です。前回大会では第16ステージで序盤から逃げ集団に乗り、終盤に抜け出してそのまま独走勝利を挙げています。

第2週以降は逃げに乗る姿も多く見ることが出来るかもしれません。

 

 

6.マテイ・モホリッチ

 

BettiniPhoto©2021

クラシックレースやステージレースでエースを任されることもあるスロベニア出身のオールラウンダー。ダウンヒルを得意としており、レース中の最高速度は120㎞/hを超えたことも。

今大会では、第6ステージでのマーダー選手と共に逃げステージ優勝をお膳立てしたことも記憶に新しいです。しかしながら第9ステージの途中のダウンヒルで落車、軽い脳震盪を起こしリタイアとなりました。

危険な落車でしたが、ヘルメットとバイクが衝撃を吸収したとのことで、大事には至らなかったようです。安全装備の大切さを感じます。

 

 

7.ラファエル・バルス

写真左がラファエル・バルス選手  photo Miwa IIJIMA

グランツールをはじめとしたステージレースを得意とするスペイン出身のクライマー。チームの中でも経験豊富なライダーとして山岳ステージでのアシストを担います。自ら勝負に行く機会はあまりありませんが、集団の牽引やエースや他のチームメンバーの為に仕事が出来る、いなくてはならない選手です。

 

 

8.新城 幸也

photo Miwa IIJIMA

最後に紹介するのは言わずと知れた日本のエース新城幸也選手。

グランツール出場はこれで14回目と出場回数も驚きですが、それ以上に驚きなのは過去13回を全て完走していること。この抜群の安定感と数多くの経験を元にチームに貢献してほしいということで選出されました。今大会では、主にアシストとして集団の牽引から終盤でのチームの位置取りまで幅広い役割を任されています。

本日開催されたオンライン記者会見では、第2週目以降もチームの為に仕事していくとのコメントがありました。また気温が上がってくれば、おのずと調子も上がってくるとのコメントもありましたので、これから更に新城選手の活躍を見ることが出来るかもしれません。

 

短くではありますが、ジロ・デ・イタリアで戦うバーレーンビクトリアスの選手たちを知っていただけましたでしょうか。

今後もチームニュースチームユキヤ通信で最新情報をお届けしていきますので、皆様是非ともご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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