2018年4月23日
株式会社ミヤタサイクル
Siutsou and Boaro shine in Croatia
カンスタンティン・シウトソウはツアー・オブ・クロアチア最終の2ステージで、リードを保っていました。そしてマヌエーレ・ボアーロがこのレースの最終日前日に、2度目となる山頂ゴールで勝利をもぎ取ると、事態はさらに好転しました。春のクラシックであるリエージュ-バストーニュ-リエージュでは、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォが5位を、エンリーコ・ガスパロットが6位をBAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAMにもたらしました。
ツアー・オブ・クロアチアでのBAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM、2ステージを残した時点で、その活躍は約束されたようなものでした。ニッコロ・ボニファツィオが開幕ステージを、カンスタンティン・シウトソウがクイーンステージを征し、このベラルーシ人ライダーが僅差で総合リーダーとなっていたからです。しかし、登りが5区間あるステージと、首都ザグレブで波乱の展開が予想される最終ステージがまだ残されており、チームはまだまだ気を抜けませんでした。第5ステージ開始直後、17名の集団が逃げ出し、マヌエーレ・ボアーロがこの集団についていくことを決断。集団は11名に減り、そこからウチュカへの最後の登りでさらに4名にまで減ると、ボアーロは見事にこの集団に留まり続け、他の選手をマークします。彼は残り500m地点で先頭集団の最後尾から、他の選手たちの不意を付いて勢い良くアタックを仕掛け、2014年以来初の勝利に向かって疾走、このレースで3度目となるステージ優勝をチームに持ち帰りました。
ウチュカまで登る中、カンスタンティン・シウトソウは、総合順位でライバルとなるピーター・ウェーニングとエフゲニー・ギディッチのアタックをかわし、2位との8秒差を守らなければなりませんでした。ステージ優勝を目指し数名の選手が、結果7位に入賞したマテイ・モホリッチと共に逃げたため、シウトソウのライバルたちはボーナスタイムに手が届かず、彼がリーダージャージを失うリスクは減りました。シウトソウは最終ステージでもチームメイトから常に守られ、終盤でウェーニングにさらに3秒差をつけることができました。そしてヴィンチェンツォ・ニーバリがツアー・オブ・クロアチアで総合優勝を獲得してから1年、BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAMのシウトソウがまたしても総合優勝を獲得したのです。赤、金、紺のライダーたちはチームクラスでも優勝し、3度のステージ優勝で、このチームのクロアチアでの素晴らしい走りを締めくくりました。チームメイトのサポート役に回ることの多い選手が勝利を祝う姿を見るのも、嬉しいことです。
22日の日曜日には、春のクラシックとして重要なレース、リエージュ-バストーニュ-リエージュが開催されました。BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAMはこのアルデンヌクラシックに、ヴィンチェンツォ・ニーバリやゴルカとヨン・イサギレ兄弟を除く、エンリーコ・ガスパロット、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ、ジョヴァンニ・ヴィスコンティ、フランコ・ペリツォッティら強力な選手たちを送り込みました。序盤、9名の先頭集団がレースをコントロールする中、赤、金、紺のライダーたちはプロトンで体力を温存。しかし、コート・ドゥ・ルドゥートでは決定的な動きが見られなかったため、チームはロシュ・オー・フォコンの登りに差し掛かる残り20km地点で、プロトンの先頭まで順位を上げるも、これといった決断ができませんでした。むしろ反対に、ボブ・ユンゲルスがこの登りの頂上で決定的な動きを見せ、勝利に向かって単独で逃げ出します。最後の下りのサンニコラでは、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォがペースを上げ、ユンゲルスとの差を縮めようとしましたが、時すでに遅し。彼は5位でフィニッシュし、エンリーコ・ガスパロットが並んで6位に入りました。
Tour of Croatia: Stage 5, Rabac - Ucka (Poklon), 156.5km
1. Manuele Boaro, ITA/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, in 4:15.54 hours
2. Lukasz Owsian, POL, + 0.07
3. Alessandro Tonelli, ITA, + 0.10
Final overall standings
1. Kanstantin Siutsou, BLR/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, in 26:51.12 hours
2. Pieter Weening, NED, +0.11
3. Yevgeniy Gidich, KAZ, + 1.01
Team classification
1. BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM in 80:52.22 hours
2. Bicicletas Strongman Colombia Coldeportes + 5.17
3. Astana Pro Team + 7.39