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2018年4月20日
株式会社ミヤタサイクル

Two first wins within two days

1週間の中で開催される2つのレース、ツアー・オブ・ジ・アルプスとツアー・オブ・クロアチアで、BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAMの選手たちは積極的な走りを見せ、その報奨として2度の勝利を獲得しました。カンスタンティン・シウトソウがツアー・オブ・クロアチアのクイーンズステージで勝ち、マーク・パデュンがツアー・オブ・ジ・アルプスの最終ステージで、プロのプロトンでの初勝利を挙げました。

ニッコロ・ボニファツィオがツアー・オブ・クロアチアの第1ステージで優勝してから、BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAMは第2ステージ終盤でも攻撃的な走りを展開します。しかし、ボニファツィオが油断ならない最終ラップでコーナリング中に落車、そしてマテイ・モホリッチはアタックするも、残り数km地点で吸収されました。第3ステージでは最後の登りが、ほぼ海抜0mから海抜1762mのスヴェティユレまで、28kmに渡って続くためにスプリンターには勝ち目がありませんでした。この登りの序盤、マヌエーレ・ボアーロがハイペースで走り、早い段階で逃げた最後の選手を吸収。そこから2kmほどの時点で、Trek Segafredo ファクトリーチームのライダーが、赤、金、紺のMERIDA カラーを身にまとった選手たちを追い越し、最後まで逃げていた選手を吸収してからもさらにペースを上げ、有力候補の選手たちの集団を1人ずつ減らしました。このペースについていけなくなった選手たちの中には、ドメン・ノヴァクも含まれ、彼は残り12kmで引き離されました。しかし、そのペースメーカーが仕事を終えて集団から外れた後にアタックを仕掛けたのは、チームキャプテンではなく、カンスタンティン・シウトソウでした。

このベラルーシ人のベテランライダーは、その時まで体力を丁寧に温存、ライバル選手たちのほとんどを不意に出し抜き、3名のライダーと共にフィニッシュラインへ発射。残り5km地点、オランダ人のピーター・ウェーニングが逃げ切りに成功し、25秒の差をつけます。しかし、カンスタンティン・シウトソウはこれに動揺せず、自分のリズムで走り、残り1.5km地点でこのオランダ人選手に食らいつきました。シウトソウは、ライバルたちを振り切るため、もう一度加速しようとしましたが失敗。したがって、この2人のベテランライダーたちのバトルは最終ストレートに持ち込まれ、その最後の急な100mの登り坂で体力に余裕があったカンスタンティン・シウトソウが、BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAMのジャージを着て初めて優勝しました。これは、彼が2017年に大腿骨を骨折してから初の勝利です。チームにとってこの2度目のステージ優勝は、逃げた選手が単独優勝し、ニッコロ・ボニファツィオが追走集団からのスプリントで5位に入った第4ステージでのタイム差を埋めるものでした。だからこそ、シウトソウがツアー・オブ・クロアチアのリーダージャージを今も着ているのです。

ツアー・オブ・ジ・アルプスは、BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAMにとってジロ・デ・イタリアの前哨戦と考えれば、成功したと言えるでしょう。ドメニコ・ポッツォヴィーヴォは第4ステージ終盤に果敢な走りを見せ、総合で2位を守りました。彼はバンベルグでアタックしたものの、ステージ優勝は飾れませんでしたが、山岳賞のポイントを十分に獲得し、リエンツで山岳賞ジャージを手にしました。したがって、インスブルックへと戻り、今秋の世界選手権で部分的に使われる急坂をいくつか通る最終日では、チームは守らなければならないものを多く抱えていました。そのために赤、金、紺を身にまとったライダーたちは、またもアタックを仕掛けます。ジョバンニ・ヴィスコンティは、最後から2番目の「オリンピック・クライム」で前に出ようとするも、ミゲル・アンヘル・ロペスとその仲間たちにすぐ追いつかれます。ロペスは彼を次の登りで引き離しますが、ヴィスコンティにはドメニコ・ポッツォヴィーヴォをもう一度引くだけの体力が余っており、彼のキャプテンとティボー・ピノをロペスに食らいつかせました。

総合トップ3のライダーたちが、数kmに渡ってレースをリード。しかし、ステージで勝つことよりお互いに集中し、残り6km地点で後続選手の追いつきを許してしまいます。インスブルックでは、約12名のライダーたちがいつでもスプリントを仕掛けられるよう備えていましたが、若きウクライナ人のマーク・パデュンは、別のシナリオを考えていました。今シーズン初めにBAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAMと契約を結んでプロ入りを果たした彼は、残り4km地点でアタックを仕掛けます。そこから、インスブルックの街中で曲がりくねるコースを巧みに利用し、タイムトライアルの実力を見せつけ、追いかける選手たちを寄せ付けませんでした。そしてマーク・パデュンはツアー・オブ・ジ・アルプスで堂々と優勝。プロとしての初の、そして最後とならないであろう勝利を記録しました。ヤングライダークラスでは、パデュンが最終日に2位へと上がりました。ドメニコ・ポッツォヴィーヴォは、接戦が繰り広げられたこのレースの総合と山岳賞の両方で2位を獲得、チームもまた、チームクラスで2位に輝きました。

Tour of Croatia: Stage 3, Trogir - Biokovo (Sveti Jure), 134km

1. Kanstantin Siutsou, BLR/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, in 3:51.32 hours
2. Pieter Weening, NED, + 0.04
3. Yevgeniy Gidich, KAZ, + 0.49

Tour of the Alpes: Stage 5, Rattenberg - Innsbruck, 164.2km

1. Mark Padun, UKR/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, in 4:16.10 hours
2. George Bennett, NZL, + 0.05
3. Jan Hirt, CZE, + 0.06

Overall standings

1. Thibaut Pinot, FRA, in 18:28.48 Stunden
2. Domenico Pozzovivo, ITA/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, + 0.15
3. Miguel Angel Lopez, COL, st

Best climber

1. Oscar Rodriguez, ESP
2. Domenico Pozzovivo, ITA/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM
3. Thibaut Pinot, FRA

Young riders classification

1. Ben O’Connor, AUS, in 18:30.21 hours
2. Mark Padun, UKR/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, + 1.41
3. Michal Schlegel, CZE, + 3.19

Team classification

1. Astana Pro Team in 55:29.56 hours
2. BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, + 10.16
3. Dimension Data, + 18.33

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