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2017年12月18日
株式会社ミヤタサイクル

A first gathering before the festive season

クリスマス休暇の直前、バーレーン・メリダ・プロサイクリング・チームは、クロアチア・フヴァル島でのトレーニングキャンプのため集結しました。選ばれた国際的なメディアのみがこのキャンプに招待され、3日間にわたりチームに関する最新情報、新加入、来たるべきシーズンの計画を入手しました。

プロサイクリングの世界では古くから、こんな言い回しがあります。『あるシーズンの終わりは次のシーズンの始まりを示す』。バーレーン・メリダ・プロサイクリングチームは、この言い回しどおりにしています。12月7日から19日まで、2018年すべてのチーム員、経営陣、そして数多くの世話人とヘルパーが、クロアチアに位置し、年間の平均晴天日が311日であることで獲ればれた、ハヴァール島のHotel Pharosにある本部に集まりました。このトレーニングキャンプでは、最初の能力テストのために多くの時間を費やし、来シーズンの計画を立てて行きます。それを差し引いても、ハヴァール島の道路は長時間のトレーニングライドにうってつけ。主な地形で上りや下りで平坦は少なく、12月のため交通量も少なくなっています。この2週間のトレーニングキャンプの終了までに、数多くの各国のサイクリングジャーナリストたちは、チーム員と親しく触れ合い、個々のライダーと1対1のインタビューを行い、空いた時間に撮影を行うなど、さまざまに時間に余裕を取り、その機会を作りました。メディア向けのスケジュールは、フヴァルにおける歴史的な中心地での公式記者会見から始まりました。

チーム監督のブレント・コープランドは、バーレーン・メリダ・プロサイクリングチームのデビューシーズンを振り返り、その強みを伝えました。勝利の数はまだまだ改善する可能性があり、怪我による停滞という意味では、その問題により良く対処すべきであると。それでもチームは多くの表彰台を獲得しています。イル・ロンバルディアでの勝利、そしてジロ・デ・イタリアとヴェルタ・ア・エスパーニャにて獲得した2度の総合表彰台、そしてそれらを高い期待のもとに成し遂げたヴィンツェンツォ・ニバリを敬意とともに紹介しました。そしてヨン・イザギレです。ヴェルタ・アルペバスコとスペイン選手権での3位を持って彼は、申告な怪我からアスリートがどのように復活するのかを示しました。次シーズンのヴィンツェンツォ・ニバリはその走りをアルゼンチンから始め、一つの山場ツール・ド・フランスに集中。さらに山岳コースとなるインスブルックで行われる世界選手権を、もう一つのメインターゲットとします。それ以外にも、BAHRAIN MERIDA PROサイクリングチームのキャプテンは、ツール・ド・フランドルや、リエージュ=バストーニュ=リエージュなどアルデンヌ・クラシックツアーを走りたいとも考えています。

幸運なことに、怪我で苦しんでいたバーレーン・メリダ・プロサイクリングチームの勇気づくニュースも届けられています。チームに初めてとなる勝利をアルゼンチンで届けてくれたラムナス・ナバルドスカスは、心臓の手術を受け、既に規制なく全開でトレーニングして良いとドクターは言います。ツール・ド・フランス開幕のタイムトライアルで椎骨を骨折させたヨン・イザギレの怪我は、完全に治癒しています。同じように、左大腿骨を折ったカンスタンティン・シウトソウと膝の手術のため2017年の後半にわずかなレースしか乗れなかったハインリッヒ・ハウッスラーもそうです。

チームバイクについては、通常のダークブルーペイントではなく、クリアコートの薄い層が使用され、約100グラムを軽量化しています。これによりREACTO エアロバイクはUCIの最小重量である6.8kgに近づいています。そしてカーボンの暗いアンスラサイトが、クリアコートの下から光ります。しかし、レッドとゴールドの、トレードマークとも言えるアクセントは、この2シーズン目も変わりません。チームライダーの選抜から、シマノのBikefittingシステムとポジションの専門家であるロバート・レヒナーの専門知識を活用し、バイクのポジションニングを詳細に分析しました。最終的なポジショニングのための提案は、冬場のトレーニングと次のシーズンの初期段階を通し、段階的に彼らの MERIDA ロードバイクへと落とし込まれていきます。コクピット周りのスポンサーであるFSA / VISIONとメリダとが共に開発した、METRON 6D ハンドルバーとステム・コンボの導入に大きな関心が寄せられています。ライダーとバイクとをつなぐ人間工学的なインターフェイスを提供する、空力学的にも素晴らしいハンドル周りは、時速45kmで7ワットを節約。しかもスプリントなどサドルから立ったときに、従来のステムとハンドルバーの組み合わせよりはるかに剛性高いことに気づくでしょう。さらに、不慣れなポジショニングからくる問題を排除するため、MERIDAとチームは、2018年レースシーズンが始まるずっと前に、関連部品の切り替えを開始することを決めていました。

バーレーン・メリダ・プロサイクリングチームは、その新たな装いと新しいチームバイクが、テレビでの充分な露出時間を獲得するために、2018年に契約するチーム員を増やしました。ドメニコ・ポッツォヴィーヴォはイタリア最高のクライマー。5月のジロ・ディ・イタリアではチームのキャプテンを務める予定です。そしてゴルカ・イザギレ、ヨンの弟です。マテイ・モホリッチは、去年のジロ・ディ・イタリアとヴェルタ・ア・エスパーニャのステージでそれぞれ活躍した、オールラウンド・パフォーマーです。経験豊富なスロベニアのライダー、クリスティアン・コレンは『春のクラシック』への歓迎される補強となり、対してオーストリアのハーマン・ペーンシュタイナーは、グランツールでの山岳ステージをサポートするのライダーとしてチーム入りしたクライマーです。そして最後に、若きウクライナ人のマーク・パデュンがチームに加わりました。U23カテゴリーで多く勝利してきたパドゥンは、さまざまな状況に強く、彼のその強さをワールドツアーレースで示し、彼自身がプロアスリートとして次のステップを踏み出す機会を得ることでしょう。これらの補強、そして怪我から立ち戻ってきた4名のライダーが、バーレーン・メリダ/プロサイクリングチームを、昨年同様ではなく、それを上回るレベルの2018年シーズンにするため、大きく貢献していきます。

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