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2017年05月28日
株式会社ミヤタサイクル

Vincenzo Nibali finishes Giro d’Italia in 3rd

ジロ・デ・イタリアの最終日、距離にして30kmほどの個人タイムトライアルでは、ちょっとした変化がありました。土煙が収まってみれば、ヴィンツェンツォ・ニーバリをキャプテンに擁するバーレーン・メリダ プロサイクリングチームは、総合3位を勝ち取りました。また日本でのツアー・オブ・ジャパンでは、ヨン・インソスティが東京でのステージに勝利し、ドーメン・ノヴァックは、ヤングクラスでの優勝を勝ち得ました。

ドロミテからボルミオへ。ヴィンチェンツォ・ニーバリは100周年記念ジロ・デ・イタリアので山岳区間で、総合順位を3位に上げました。しかし次の山岳ステージで、強いクライマーが活躍し、全てのタイム差をリセットします。バーレーン・メリダ サイクリングチームは積極的に走り、速いペースを作り、キャプテンに尽くし、レースの行方を決める登りでアタックします。そこでニーバリは、フランコ・ペリゾッティやカンスタンティン・シフトフ(Kanstantin Sivtsov)の助けを借り、ナイロ・キンタナへの差を詰め、トム・デュムランとの差を付けました。この第20ステージで3位になって勝ち得た秒数には、それだけの価値があったのです。フランス人のチボー・ピノ、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ、そしてイルヌール・ザカリンは、山岳部での自由なアタックを楽しんだことで、表彰台を狙えるライダーを、ジロの第3週、最終週で6人にまで増やしました。

ジロ・デ・イタリアのフィナーレはすばらしいものでした。キンタナは前ステージの3位でマリア・ローザを着ており、総合2位はヴィンチェンツォ・ニーバリ。そして上位4名のタイム差は全て1分以内、それがモンツァからミラノへと走る30kmのタイムトライアルでどう変わるか、そこが見ものでした。
トム・デュムランは人気通りの走りでこのステージを2位、そしてジロを総合逆転優勝で飾りました。一方で2位争いは本当に厳しいものとなりました。ヴィンチェンツォ・ニーバリは、MERIDA WARP TT に乗り、素晴らしいレースを見せましたが、キンタナには9秒ほど及ばずバーレーン・メリダ プロサイクリングチームのキャプテンは、第3位の順位で表彰台に登ります。この総合3位、そしてクイーンステージでの勝利を上げたニーバリにとって、今回のジロ・デ・イタリアは成功だったとしていいでしょう。

一方、日の出ずる国からも良いニュースがあります。ツアー・オブ・ジャパン、レースの前半ステージで、その強さを見せていた若きスペイン人のイワン・コルティナ・ガルシア。バーレーン・メリダ・プロサイクリング・チームの立役者ともなり、堺で行われたプロローグでは3位を、そしてその後は3位を2度、6位を2度獲得し、ヤングライダーとしてリーダージャージを着続けました。

そしてこのジャージは後の山岳ステージ、そして富士山ステージを経てチームメイトのドメン・ノヴァクが着ることとなり、ノヴァクはそれを東京まで守り続けました。そしてこの8日目の最終ステージ東京で、ジョン・インサウスティ(Jon Ander Insausti)が、平坦な最終ステージでのレースでスプリントを勝ちぬき、さらに良い結果として成し遂げました。最後は日本の阿部嵩之選手と共に集団から離れ、ツアーオブジャパンの最終スプリント、2名での勝負を勝ち抜いたのでした。

100th Giro d’Italia
Stage 20: Pordenone - Asiago, 190km

1. Thibaut Pinot, FRA, in 4:57.58 hours
2. Ilnur Zakarin, RUS, st
3. Vincenzo Nibali, ITA/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, st

Overall standings

1. Tom Dumoulin, NED, in 90:34.54 hours
2. Nairo Quintana, COL, + 0.31
3. Vincenzo Nibali, ITA/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, + 0.40

20th Tour of Japan
Stage 8: Tokyo - Tokyo, 112.7km

1. Jon Ander Insausti, ESP/BAHRAIN MERIDA PRO CYCLING TEAM, in 2:14.47 hours
2. Takayuki Abe, JAP, st
3. Jin Okubo, JAP, + 0.05

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