2016年09月26日
株式会社ミヤタサイクル
Two Slovenian wins within 24 hours
TEAM LAMPRE-MERIDA の9月の最終週は、筋肉にさらなる力を込める時期となりました。ルカ・ピベルニクはエネコ・ツアーでの最終直前のステージで、先頭集団から抜け出し勝利します。そしてその数時間後にはまた別の勝利、マテイ・モホリッチによる香港シクロスロンでのクリテリウムです。
オランダとベルギーで行われるエネコ・ツアー。この5ステージ目までは、TEAM LAMPRE-MERIDAのサクセスストーリーは、遠いところにありました。ブルー・深紫・そしてメリダグリーンを着るライダー達は、個人総合でも、チームタイムトライアルでも目立った成績がありません。
ただ第3ステージの終盤、新城幸也は先頭グループで、後方集団からの脅威的な攻めに耐え続けていましたが、日本人・新城はゴール前100mで集団に吸収されてしまいました。さらにはサッシャ・モドロが、他チームのライダーによる危険走行が原因の落車に巻き込まれるなどもし、チームからトップ10には誰も入れませんでした。
しかしTEAM LAMPRE-MERIDAは、攻めの手を緩めません。高低差のあるエネコ・ツアー第6ステージが、それを実証する舞台となりました。スタート直後から22才のスロベニア人ライダー、ルカ・ピベルニクを含む6人の先頭グループが形成されます。このグループは50kmの地点で5分にまで後方集団との差を広げました。
そこに、総合リーダーであるBMCチームがスプリンターを率いて集団のペースを上げ、先頭との差を縮めていきます。集団は先頭を捉えるため、スケジュールに組まれたように差を刻んできますが、しかし終盤のコーナーの多いコースレイアウトのためにその計算はずれ、5名のライダーがラナケンにあるゴールラインへと走り込みます。
ルカ・ピベルニクは冷静に、ゴール前250mで彼のスプリント力を発揮し、僅差ではありましたが最初にゴールを切り優勝しました。「ワールドツアーでの初優勝、本当にうれしいです。先頭グループは最後の1kmまで協力し合ったので、集団の追撃を逃れることができました」とピベルニクはレースを振りかえります。 <br>
そしてTEAM LAMPRE-MERIDAは、さらなる勝利を香港シクロスロンでのクリテリウムで獲得します。マテイ・モホリッチが、集団から他のライダーと2人で逃げ出し、その機会を逃すことなく勝利へとつなげたのです。これでチームには、シーズン19回目の勝利となりました。
12th Eneco Tour
Stage 6: Riemst-Lanaken, 185.2km
1. Luka Pibernik, SVN/TEAM LAMPRE-MERIDA, in 4:28.45 hours
2. Mark McNally, GBR, st
3. Bert van Lerberghe, BEL, st
2. Hong Kong Cyclothon
Resultat Kriterium Männer:
1. Matej Mohoric,SVN/TEAM LAMPRE-MERIDA