2016年06月07日
株式会社ミヤタサイクル
Yukiya Arashiro wins stage at Tour of Japan
全8戦に渡って行われたツアー・オブ・ジャパンの第7戦にて、新城幸也が最後1kmでのアタックから、見事なステージ優勝を果たしました。この勝利は、TEAM LAMPRE-MERIDの日本人、新城幸也が大腿骨骨折からカムバックを果たしたことを証明しています。チームにとっては、これが今シーズン8度目の勝利となります。
これまでの7シーズンを2つのフランス国籍チームで走った後、日本人・新城幸也は、2016年にTEAM LAMPRE-MERIDで走る契約を交わしました。台湾のチュンカイ・フェン、中国のズー・ガンに次ぐ、アジア圏からの3人目のライダーとなります。そして新城幸也は青/ピンク/メリダグリーンのジャージに袖を通してからというもの、なかなかによいスタートを切りました。今年1月末に行われたアジア選手権ロードでは、香港のチェン・キンローに敗北したのみ。しかし、このデビュー戦での銀メダルは、チームにとっては成功と言うべきものでした。
そしてその3週間後、その雰囲気は一転します。新城幸也は、ツアー・オブ・カタールの最終日、スタート後5km地点にて転倒。この転倒により、この日本人アスリートは大腿骨を骨折、レースから当分離れざるをえなくなりました。
新城は復帰に向け、地道に、そして着実に新たな体づくりを行ってきました。このプロとしての姿勢が、彼の母国開催であるツアー・オブ・ジャパンで確かに報われました。 第7ステージは伊豆にある厳しいサーキットで行われましたが、新城幸也は最後600mでアタックを掛け、他のライバルたちを置き去りにします。そしてそこで培ったリードを最後まで保ち、新城はゴールラインを確信と共にくぐります。
新城幸也にとってこの勝利は、彼が2013年に全日本チャンピオンになってから、願い続けていたことでもありました。そして2013年以降、ツアー・オブ・ジャパンでは日本人のステージ優勝者もありません。新城は、ライダーを何人も振り切り、最後は自分一人でゴールラインをくぐり、TEAM LAMPRE-MERIDに今シーズン8度目の勝利をもたらしました。
そして次の日、日本の首都東京の路上で行われたツアー・オブ・ジャパンの最終ステージでは、6人によるゴールスプリントが展開されました。ダヴィデ・チモライは、その後ろの集団スプリントで勝利し、7位となっています。
さらにもう一つのレポートです。ツール・ド・フランスの前の短かなステージレース、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネは、通常、6月のフランスに多くの観客を動員します。TEAM LAMPRE-MERIDは、今年のこのステージレースに若手チームを揃えました。
チームを率いるのは、南アフリカのルイス・メインチェス。彼のアシストを行うのは、マッティア・カッタネオ、ヴァレリオ・コンティ、ツサブ・グルメイ、イリア・コシェヴォイ、マヌエル・モリ、ルカ・ピベルニク、そしてフェデリコ・ズルロです。フランスのレジェで行われたプロローグは、3.9kmの上り坂で行われ、トップ20に入ったチームライダーは、18位のバレリオ・コンティ、そして20位のルイ・メインチェスの2名となりました。
ツアー・オブ・ジャパン2016
第7ステージ伊豆 122.0km
1. 新城幸也(ランプレ・メリダ)3時間27分00秒
2.キャメロン・バイリー(アタック・チームガスト)+02秒
3.ダニエルアレクサンデル・ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT)+05秒