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2015年09月09日
株式会社ミヤタサイクル

Nelson Oliveira wins 13th stage of Vuelta a España

今年のブエルタ・ア・エスパーニャ、初めての休息日は、チーム/ランプレ・メリダのライダーたちにはよい回復日となったようだ。チーム員は第13ステージですべてをまとめ上げたのだが、その前のクイーンステージ(最難関ステージの通称)でも劇的な走りを見せた。ネルソン・オリヴェイラ選手は、残り29kmで先頭集団からアタック、タラソーナでの独走優勝を成し遂げ、このステージを通して最も活躍したライダーとなった。

最初の休息日の後、選手たちは、ブエルタ・ア・エスパーニャの長い歴史の中でも最も厳しいと言われるステージと向き合っていた。138kmという短めのコース距離のなかで、越える峠は6つ、獲得合計標高は5000mだ。この日、総合優勝を狙う選手が動いたのは、最後2つの峠の上りでのみだったが、それに先んじる逃げ集団には、チーム/ランプレ・メリダからネルソン・オリヴェイラ選手とルーベン・プラザ選手の2人が入っていた。プラザ選手は残念ながら、その後メカトラブルに見舞われ後方に落ちたが、オリヴェイラ選手はゴールラインまで先頭で戦い続けた。最終の峠のふもとで、彼はアタックを仕掛ける。周りの多くは上りのスペシャリストたちだったが、少ないチャンスにこのポルトガル人ライダーは賭けた。そしてオリヴェイラ選手は11位でゴール。ステージ勝者のミカエラ・ランダ選手に遅れること3分であった。

第12ステージは、昨日と比べると簡単とも言えるコースレイアウト、アタッカーが順位を上げるのに最適な機会となった。レース序盤から5人のライダーが逃げ、チーム/ランプレ・メリダのライダーはこの逃げには乗らなかった。レースは激しく展開し、逃げるアタッカーと追う集団とが終盤まで壮烈な戦いを繰り広げ、残すところ1kmにてついに逃げは吸収。ゴールスプリントに絶好の機会となったが、マックス・リチェゼ選手による残り500mでのアタックは少しばかり早すぎ、流れには乗り切れなかった。このアルゼンチン人ライダーは10名ほどのライダーを抜き去ったものの、結果12位でゴールラインをくぐる。青/紫紅色/メリダグリーンの3色チームジャージを着るライダーは、次の日の逃げ集団は許さず、全力でステージ優勝を狙うことを、このステージの後に誓う。

第13ステージでのチーム/ランプレ・メリダのライダーたちは、慎重かつ豪胆に動き、その動きは報われた。まずネルソン・オリヴェイラ選手がシルヴァン・シャバネル選手と日本人・新城幸也選手と集団から飛び出した。その先頭集団には、後ろからの選手が少しずつ加わり、最終的には24名にまで膨らんだ。チーム/ランプレ・メリダはこの逃げ集団に、ネルソン・オリヴェイラ選手、ルーベン・プラザ選手とヴァレリオ・コンティ選手の3名を送り込んでいた。そしてオリヴェイラ選手が、最後の峠のふもとでアタックをかける。これは潰されたが、そのためにオリヴィエラ選手は脚を残せたに違いない。その後ポーランド人ライダーのポリヤンスキー選手によるアタックを捉え、ネルソン・オリヴェイラ選手は山岳ポイントを超えた地点からの残り29kmを再び、力強く加速を始めた。

ここから、ポルトガル・ナショナルタイムトライアルチャンピオンとしての彼の地力が、ルーラーとしてレースを支配するために使われる。オリヴェイラ選手は最大ギアを回し続け、最高の空力性能を誇るREACTO TEAMバイクの性能とともに走り続けた。ステージ終盤に横たわる、左右コーナーの続くワインディングでも、彼は確実なリードを保ち続けている。後方では、彼のチームメートであるルーベン・プラザ選手とヴァレリオ・コンティ選手が、集団の追撃を抑えるために尽力する。彼らの働きは、オリヴェイラ選手が残り2kmで1分ものタイム差を保っていたことで報われた。この最後の1kmは、ポルトガル人ライダーにとって今季2勝目を、そしてタラソーナで行われたグランツールでの初ステージ勝利を祝う凱旋ライドとなった。幸せな1日ではあったのだが、1つだけ残念なニュースがあった。マッティア・カッタネオ選手がリタイアしたのだ。今ブエルタでのチーム/ランプレ・メリダから、2人目の離脱者となった。

70th Vuelta a España
13th stage: Calatayud - Tarazona, 178km

1. Nelson Oliveira, POR/TEAM LAMPRE-MERIDA, in 4:14.01 hours
2. Julien Simon, FRA, + 1.00
3. Nicolas Roche. IRL, st

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