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2015年07月27日
株式会社ミヤタサイクル

Ruben Plaza wins Tour stage in Gap

今年で102回目となるTour de France はTEAM LAMPRE-MERIDA の味方になかなかついてはくれなかった。キャプテンのRui Costa 選手がレースを棄権してからチームは総合ランキングで争う力を失ってしまったようにみえた。しかし、この流れを変えたのがベテランライダーの Ruben Plaza 選手であった。第16ステージの Col de Manse での勇敢なアタックが単独勝利へと導いた。

Tour de France の総合ランキングでトップ争いを繰り広げるには、最初の週での活躍が肝心である。悔しくもRui Costa 選手が第3ステージでハイスピードでのクラッシュに巻き込まれてしまい、ツール最初の休息日だけでは十分なリカバリーを取れずにいた。主に腰と膝に違和感が残り、その結果、Tour de France 2015 を棄権する決断を下した。チーム内でも一時は不安がはしり、当初組まれたレース戦略を白紙に戻しつつ、残された選手たちで新しく練り直すこととなった。そして、導き出されたのがアタックを仕掛けては、「アグレッシブ」な走りで残されたステージレースに挑むことに決定した。

Plaza 選手は第14ステージでエスケープグループに加わっていたが、Mende でのクライムで今大会注目を浴びている最速ライダーたちに一歩及ばずにいた。その結果、チーム内ベスト7位でのフィニッシュとなった。翌日も前日同様にエスケープグループに加わっていたが、今回はチームメイトの Kristijan Durasek 選手と共にステージを挑んでいた。エスケープグループは徐々に小さくなっていき、各チームのスプリンターたちは今ステージ(Valence)での活躍がラストチャンスになると判断し、レース終盤では全てのエスケープグループが吸収される結果となった。最終コーナーではスプリント勝負へと縺れ込み、Davide Cimolai 選手が9位でのフィニッシュを果たした。今大会でトップ10入りを4度実現した瞬間であった。

しかし、今回のメインストーリーは第16ステージで起こった。レース開始一時間後には大きなグループが形成され、一時間その大きさを維持したままの過酷なレースが続いた。TEAM LAMPRE-MERIDAもこの流れに乗り、3名の選手が順調な走りでゴールを目指した。惜しくもFilippo Pozzato 選手が途中で引き下がってしまったが、残った Nelson Oliveira 選手と Plaza 選手がグループに残っていた。Cold de Manse のクライムに差し掛かったときには他チームの2選手がアタックをしかけたが吸収される結末となった。その一方で、Plaza 選手は徐々にペースを上げていき、残り18.5キロ地点でグループの先頭に立ち、勇敢なアタックを仕掛けることに成功した。REACTO EVO に跨っては、下り坂で約1分の差開き、単独ゴールを果たした。TEAM LAMPRE-MERIDA に貴重な勝利を貢献したに違いない。

Tour de France, 16th stage: Bourg-de-Péage - Gap, 201km

1. Rubén Plaza, ESP/TEAM LAMPRE-MERIDA, in 4:30.10 hours
2. Peter Sagan, SVK, + 0.30
3. Jarlinson Pantano, COL, + 0.36

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