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2015年06月29日
株式会社ミヤタサイクル

10th World Championship Title for Gunn-Rita Dahle Flesjå

今年で42歳になったGunn-Rita Dahle Flesjå 選手は、実力が未だに衰えていないことを証明してくれた。ノルウェー出身の彼女が10度目のMTB ワールドチャンピオンシップ・タイトルを獲得し、その内、マラソンレースは6度目の優勝となった。The MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM に所属してから毎年のように偉業を成し遂げている彼女はまさにMTB界の女王である。

60km という距離はMTBマラソンレースとしては比較的に短く、しっくりこない人が多いでのはないか。しかし、Sellaronda Hero のコースは4つの険しい上りが連続で続き、獲得標高3,400mの上りコースが選手たちを苦しめる過酷なレースコースだと知られている。このことを十分に理解していた Gunn-Rita 選手は大会前から念入りに走行コースや本番でのイメージトレーニングを行っていた。「Sellaronda Hero はとても過酷なレースです。メダルを手に入れるには自分自身にムチを入れる必要があり、長く傾斜な上りは本当にきついコースでした。しかし、この大会に向けての準備は十分に整っていたので、どんなにきついコースでも優勝できる自信がありました。」とGunn-Rita 選手がコメントしてくれた。

Gunn-Rita 選手の気迫はレース前からライバル選手たちを圧倒し、レース中もライバル選手たちを寄せ付けないほどであった。「レース開始直後から自分のペースを掴むためにアタックを仕掛け、ライバル選手たちを振り払うつもりでいました。その結果、2つ目のクライムで一人になれました。」とレース後にコメントしてくれた。また、この時点で2番手にいた、Annika Langvad 選手とは1分15秒の差が開いていた。このペースを維持したまま、レースが進み、最終的には約3分の差をつけての完全勝利となった。「10度目のワールドチャンピオンシップはとても特別なもので、夢が叶い、本当に嬉しいです。下りではとても調子が良く、他の選手たちをよりも速く進むことができました。最後のクライムはとてもきつかったのですが、今日参加した選手たちも同じ思いだったことを知り、少しほっとしています。」とレース後に笑顔で語ってくれた。

The MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM からイタリアで開催された今大会に出場したのはGunn-Rita 選手のみであった。Ondrej Cink 選手と Rudi van Hourts 選手はオーストリアで開催されるInternational Kitzalp Bike Festival に出場する予定だ。また、Thomas Litscher 選手はスイスでの開催するワールドカップレースに備えており、その他のレース出場を控えている。ホームグラウンドでの完全勝利を目指し、入念にチェックを行い、最終調整をしている。さらに、Julian Schelb選手はLenzerheide でトレーニングを開始しており、Jose Hermida 選手は体調不良でレースを控えていたが、順調に回復してきている。次回のレースでの活躍に期待がかかる。

CI World championships mountain bike marathon (XCM), Val Gardena/Gröden, Italien
Result women, 60km:

1. Gunn-Rita Dahle Flesjå, NOR/MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM, in 3:34.13 hours
2. Annika Langvad, DEN, + 3.18
3. Sabine Spitz, GER, + 9.26R

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