2015年3月16日
株式会社ミヤタサイクル
Davide Cimolai wins stage in Rasteau
Paris-Nice 第5ステージは長いクライムから始まり、レースを進めるにあたり平坦になっていくコースであった。最終エリアでは数多くのライバルスプリンターたちのアタックが続いたが、TEAM LAMPRE-MERIDAのDavide Cimolai 選手が見事優勝を勝ちとった。魔の金曜日(13日)と呼ばれる日を「幸運のレース日」へと見事変貌させた。また、Filippo Pozzato 選手が Tirreno-Adriatico 第3ステージを4位でゴールするなど嬉しいニュースが続く。
Paris-Nice クイーンステージを乗りきった翌日から、第5ステージでの最初の難関コースのCol de la République が選手たちを待ち受けていた。この難関に立ち向かった5人の選手たちがプロトンから離れ、レース終盤まで先頭ポジションを維持していた。また、この5名を最終エリアで吸収するためにも、後方のグループは終始ハイパースを維持することを余儀なくされた。そこで、4、5人のスプリントトレインを形成するチームなどが現れたが、TEAM LAMPRE-MERIDAは第3ステージでみせた戦法で勝負に出た。
Niccolo Bonifazio 選手が Cimolai 選手の盾となり、他チームのスプリントトレインをうまく味方につけながら、最終エリアのベストポジションまで運ぶことに成功した。ゴールまで残り300メートル地点で遂にThomas de Gendt 選手が後方グループに吸収され、その瞬間がスプリント勝負の合図となった。Bryan Coquard 選手がスプリント勝負を仕掛けた選手の一人であったが、Cimolai 選手が真後ろにマークしており、タイミングを見計らっては見事に振り切って優勝を飾った。 TEAM LAMPRE-MERIDAにとって今季5度目の優勝となり、Cimolai 選手の2度目の栄光を手に入れた瞬間となった。さらに、WorldTour race としては今季初勝利となった。
また喜ばしいニュースとして、TEAM LAMPRE-MERIDAは一週間内に2度のトップ5入りを果たすことに成功した。Tirreno-Adriaticoの第3ステージ(Cascina ~Arezzo)では5周のサーキットレースで構成されており、最終エリアを確認しながら走行することが可能であったためにスプリングクラッシックを得意とする選手たちが出番を待ち構えていた。その結果、ベルギー出身のGreg van Avermaet選手がPeter Sagan 選手とZedenek Stybar 選手を抑えてゴールし、そのすぐ後に Pozzato 選手が4位でのフィニッシュを果たした。このレースを振り返ってみて分かるようにTEAM LAMPRE-MERIDAのキャプテンは万全な状態であることが証明された。今後のレースに期待がかかる。
73rd Paris-Nizza
5th stage: Saint-Etienne - Rasteau, 192km
1. Davide Cimolai, ITA/TEAM LAMPRE-MERIDA, in 4:12.09 hours
2. Bryan Coquard, FRA, st
3. Michael Matthews, AUS, st
50th Tirreno-Adriatico
3rd stage: Cascina - Arezzo, 203km
1. Greg van Avermaet, BEL, in 4:58.17 hours
2. Peter Sagen, SVK, st
3. Zdenek Stybar, CZE, st
4. Filippo Pozzato, ITA/TEAM LAMPRE-MERIDA, st