2014年7月23日
株式会社ミヤタサイクル
Hermida wins Spanish championships, Litscher gets Bronze in eliminator race
多くのヨーロッパ国ではnational mountain bike championships をその月の最週末に開催している。The MULTIVAN MERIDA BIKING TEAM のJosé Hermida 選手は通算8度目となる national championのタイトルを母国スペインで再度獲得した。
Hermida選手は今年で35歳になるが、年齢の衰えを全くみせずにいる。その結果、スペインのPanitcosa で開催されたnational crosscountry championshipsで勝利を手に入れることに成功した。このレースにはSergio Mantecon 選手やCarlos Coloma 選手などの競合者がいたが、その選手たちをも寄せ付けない走りをみせた。レース中にColoma 選手が凄まじい勢いでレースの主導権を手に入れようとしたが、決定的なアタックにはならなかった。「2周目でペースを上げ、その後をMantecon 選手が追ってきました。そのあとに彼はメカニカルトラブルにあってしまい、途中から独走状態となりました。自分のペースをうまく維持することができたので、今後のワールドカップレースに向けて自信がつきました。」とレース後に Hermida 選手が語ってくれた。
スイスでは、Thomas Litscher 選手がnational eliminator と crosscountry のレースに参戦した。 Litscher 選手はnational eliminator で最速タイムを叩き出すなど、勢いのある状態で金メダルを目指し、ファイナルに臨んだかのようにみえた。しかし、彼は不運なことに最終コーナーでクラッシュしてしまい、惜しくも3位でゴールした。2日後に開催された、crosscountry のレースでは事故の影響で体が痛みながら、レース序盤ではペースを掴むことに苦労した。当初は10位から13位の順位にいたが、レースが進むに連れて自身のペースを掴み戻し、最終周で巻き返しをみせた。Litscher 選手は見事8位で完走し、6位まで3秒差まで詰めていた。
既にプロとしてデビューしている Julian Schelb 選手はアンダー23のレースではなく、エリートレースに参加していた。レースの途中で大きなクラッシュににあい、リアディレーラーが壊れてしまったが、見事な走りで4位にゴールした。「もちろんメダルがほしかったのですが、最近良い結果を出せていなかったために、今回の結果には満足しています。クラッシュしてしまったあとは、自転車が壊れてでもいいから、トップ5には入ると覚悟していました。」とSchelb 選手がレース後にコメントしてくれた。また、つい最近まで調子を崩していた Ondrej Cink 選手はCzech national championships に参加することを断念した。しかし、今後のレースに向けて前向きな気持ちで早くレースに復帰したいと報告してくれた。
一週間前に Rudi van Houts 選手はDutch national championshipsで泥だらけのコースとシクロクロスのスペシャリストたちと競い合っていた。レース前半は2位にいたが、レース終盤で腹痛の影響により、4位に順位を落としてしまった。「優勝を目指して走っていましたが、惜しくも2位から4位に順位を落としてしまいました。でも、多くのファンに積極的な走りをみせることができたので満足しています。ただ、腹痛で順位を落としてしまったことには少し後悔しています。」とHouts 選手が語ってくれた。