2014年5月26日
株式会社ミヤタサイクル
ツアー・オブ・ジャパン 東京ステージ ボニファジオ選手が見事勝利!!
5月18日に開幕したツアー・オブ・ジャパンも25日に晴れ渡る東京を舞台とした最終ステージを迎えました。
レースは多くの観客が集まった日比谷シティ前をスタートし、1.2kmのパレード走行の後、大井埠頭までの14.7kmと、大井埠頭の1周7kmの周回コースを14周する、112.7kmの例年スプリント勝負となる平坦なスピードコースである。
前日の激しい上り下りが繰り返される伊豆ステージで先頭が例年を上回るハイスピードで展開し、多くの有力スプリンターが振るいにかけられリタイヤや周回遅れによるDNFが続出し、85名出走した選手が41名まで絞られ東京ステージのスタートラインに立った。
少人数で展開の予想も難しい中、序盤より例年にもまして激しいバトルが繰り広げられた。周回コースに入る前から、宇都宮ブリッツェンやチームUKYOなどが積極的に仕掛けた。
大井埠頭の周回コースに入ってからは、トム・モーゼス選手(ラファ・コンドール)とインホン・ヤング選手(OCBCシンガポール)の2人が逃げてメーン集団に20~30秒差をつけて先行する。一方、メーン集団では、リーダーチームのタブリーズペトロケミカルがリーダージャージを着るポルセイェディゴラコール選手も加わり集団をコントロール。その後、モーゼス選手が集団に下がり、ヤング選手が単独になり、メイン集団からUKYOのトリビオ選手とブリヂストンアンカーのダミアン・モニエ選手がヤング選手に合流し3名の逃げとなった。
集団をコントロールしていたリーダーチームであるタブリーズメンバーの表情が厳しさを増し、40秒だった逃げグループとの差が少しずつ広がる。残り5周回目でタイム差が50秒になった時に、ついにチームランプレ・メリダが集団先方に塊まり逃げグループを追走し始めた。
ここまでのステージでも積極的にレースをコントロールしながら勝利に結び付けられなかったチームランプレ・メリダは、多くの観客が集まる最終の東京セテージでの勝利を狙っていた。エーススプリンターのボニファジオ選手のために、2人のアシスト選手が逃げグループを捉えるために積極的に追走した。
残り300mでチーム ランプレ・メリダのアンドレア・パリーニ選手が先頭をリード。
万全のスプリント体制を得たボニファジオ選手が残り200mで絶好のタイミングで勢いよくスプリントを開始、次の瞬間に優勝を確信したパリーニ選手がいち早く両手を空へ突き挙げた。そのままの勢いで先頭を駆け抜けゴールラインを越えたボニファジオ選手も両手を空へ突き挙げた。
チーム ランプレ・メリダは、最終の東京ステージで狙い通り勝利を手に入れた。
ボニファジオ選手は美濃ステージ(第2ステージ)でチームメイトに守られ絶好の体制でスプリントに挑むも僅差で差されプロ初勝利を逃し悔しい思いをしていたが、最終の東京ステージでその悔しさを晴らした。
「最後に、このステージで勝てて良かった。ここまで勝てなかったのを取り返すことが出来た。まだまだ練習や経験を積む段階だが、今回の結果でもっと他のレースへの出場機会が増えると嬉しい」と語った。
ボニファジオ選手が勝利した東京ステージの模様がサイクリスト様とシクロワイアード様でもご紹介いただいてます。
是非ともご覧下さい。