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『TEAM ユキヤ通信 2023 №32』 19May Italy ー106th Giro d’Italia (2.UWT)Stage 13 »Le Châble › Crans-Montana (74.6km)ー

新たなスタート地点からの急こう配を走る新城選手
Photo Miwa IIJIMA
ジロ・デ・イタリア第13ステージの新城選手の結果とコメントをお伝えいたします。
第13ステージはこの最難関、最高難易度の山岳ステージとなるはずでした。
しかし、イタリアを襲う記録的な連日の大雨で大会最標高地点のグラン・サンベルナール峠
の走行は危険と判断され、本来のスタート地点でスタートサインとパレード走行を行った後、
選手たちはチームバスでコース終盤に設定されていた1級山岳の麓にまで移動し正式なレース
スタートとなる74.6kmの短縮コースで行われました。
距離が207kmから74kmに短縮されたとはいえ、新たなスタート地点からいきなり上り始める
急こう配の1級山岳クロワ・ド・クールと、その後長い下りの途中でスイスに入国し、フィニッシュ
まで再び1級山岳のクラン・モンタナ山頂へ13km上るショート山岳ステージとなりました。
新城選手はこの日も、スプリントリーダージャージをキープするジョナタン・ミラン(イタリア)をサポートしながら2度の1級山岳を超え、105位でフィニッシュしています。
第12ステージでの落車が心配されたジャック・ヘイグ(オーストラリア)ですが、今日もレースを
続行できており、ダミアーノ・カルーゾ(イタリア)の総合5位もキープ。
そして、マリアチクラミーノ、(スプリントリーダージャージ)もジョナタン・ミラン(イタリア)が
守っている新城選手のバーレーンは現在チーム総合3位につけています。

ジョナタン・ミランと雪の壁に囲まれた峠を越えていく新城選手
Photo Sprint Cycling
以下、新城選手のコメントです。
『今日も無事に1日が終わった。
朝から色々な事がありすぎて、話題が多い1日だったね。
一先ず時間制限内にゴール出来て、ホッとしたよ。
距離が短いとタイムアウトの時間も制限時間も短いので…
スタートからジョナタン(ミラン)と一緒に登って、下りで
大きなグルペットに合流できて、任務完了。
最後の登り口ではメイン集団から2分しか遅れてなかったので、
グルペットもかなりペースを上げたということ。
今日の制限時間はおおよそ30分だったし、ゆっくりしていら
られないんだよね。
明日はスプリントの大事なステージ。呆れるぐらい、また雨の
予報だけど(苦笑)
スプリントリーダージャージのジョナタンの為に頑張る、
やりがいがあるステージだ!』