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『TEAM ユキヤ通信 2023 №29』 16May Italy ー106th Giro d’Italia (2.UWT)Stage 10»»Scandiano›Viareggio(196km)ー

2級山岳頂上付近でチームカーとやり取りしなから登っていく新城選手
Photo Miwa IIJIMA
ジロ・デ・イタリア第10ステージの新城選手の結果とコメントをお伝えいたします。
第10ステージは内陸からティレニア海を目指す196km。朝から降り続く雨と、時折
吹き付ける突風というとこもあり、スタート前には各チームの監督とチームを代表する
選手たちが一致団結しコースの短縮、またはニュートラルゾーンの延長やコース変更を
主催者に申し立てたものの、その要望は聞き入れらせず、予定通りのステージが慣行され
ることとなりました。
スタートからじわじわと登り基調なコースで、標高を増すたびに気温は下がり、風と
雨脚も強まるという過酷なコンディションの中、新城選手は中盤の2級山岳も集団でこなして
いきますが、目に異物が混入し、激しい痛みと違和感で右目を開けることが困難になり
なりながら下り坂を走るという、とてもリスキーな状況に追い込まれながらもグルペットで
フィニッシュすることができました。
レース後、新城選手は病院で診察を受け、消毒などを行い右目を保護している状況では
ありますが、明日の出走に影響はないということです。
フィニッシュでの新城選手は右目に違和感があるのがわかる表情
Photo Miwa IIJIMA
以下、新城選手のコメントです。
『今日はスタート前から、主催者と選手側とで
話し合いが行われた。
途中の山の天気がどうしても悪く、気温も
低いので、打開策を提案したが受け入れられずに通常通りの
レースすることとなった。
案の定、頂上は0℃に近かったと思う。
結構な登りなのに、寒さのほうが勝ってた。
僕は休息日明けで足は回復していて、調子良く
走れていた、、、しかし、何かの弾みで目に異物が入って、
ずっと右目がゴロゴロしてて、下りでは眼を開けるのが出来ない
状態までなってしまい、集団に付いて行くことが出来なかった。
こういう、雨の下りでは遅れたことなかったんだが、
見えないとどうしようもなかったね。
下りきってからは、50kmグルペットで走ったが、
ずっと右目が開けられず、苦痛な時間だった。
レース後に病院直行し、眼科で眼を洗浄してもらい、
ようやく良くなり、今は目薬をして、眼帯で一晩過ごしてい
ます。
感触は良くなっているので、明日には問題ないと思う。
足の調子は良かったので、ジョニー(ジョナタン・ミラン)の
スプリントの手伝いが出来なかったのが残念だった。
明日もスプリントステージなので、頑張ります。が、
またしても雨の予報…』