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『TEAM ユキヤ通信 2023 №24』 10 May Italy ー106th Giro d’Italia (2.UWT)Stage 5» Atripalda › Salerno (171km)ー

落車の混乱の中を掻い潜りながらフィニッシュする新城選手も疲労困憊の表情
Photo Miwa IIJIMA
ジロ・デ・イタリア第5ステージの新城選手の結果とコメントをお伝えいたします。
第5ステージは小刻みにアップダウンを繰り返しながらナポリのやや南の小さな町をめぐる171km。
3級山岳が2回設定されているものの、今大会、数少ない貴重なスプリントステージと位置づけられていましたが、朝から降り続く雨により、南イタリアの路面は氷上と化し相次ぐ落車で大荒れのステージとなってしまいました。
そんな中、新城選手は前半からこの危険な状況から総合リーダーのジャック・ヘイグ(オーストラリア)を守るべき走りをし、後半は現在マリアチクラミーノ(スプリントポイントリーダージャージ)を着用するジョナタン・ミラン(イタリア)がが温存できるようにサポートし、良い位置でスプリントに入れるように集団の先頭で風を受けて牽引し、フィニッシュへと託します。
フィニッシュでも滑りやすい路面で落車が相次ぐ混乱の中、ミランはステージ2位に入り、スブレントジャージをキープ。新城選手は落車で足止めを余儀なくされますが、フィニッシュまで3km以内だったため、救済処置でトップと同タイム扱いの106位で無事にフィニッシュしています。

雨の中集団の先頭でチームを牽引する新城選手
Photo Sprint Cycling/Cor Vos
以下、新城選手のコメントです。
『今日はとっても疲れた。
フィニッシュの写真の表情を見てもらえれば、その疲労度が
わかってもらえるくらいに(苦笑)
一日中雨で、序盤で落車があり滑りやすい路面に気を使い
ながらの170kmは長く長く感じたが、スタートの登りでペースが
上がらなかった分、昨日よりは順調に走る事が出来た。
スタートからいきなりの登りはどうにも、好きじゃない…。
今日はジャックの側で危険回避に費やした。海岸線に出てからは
位置取り争いが更に激しさを増し、落車が相次いだがチームは誰も
巻き込まれずに、ステージを終える事が出来たのは良かった。
ジョニー(ジョナタン・ミラン)もステージ2位と惜しかった! 2日続いた雨も明日は降水確率10%と下がったので明日はドライな
道路を走りたい。 明日もスプリントステージの位置付けだけど、、、普通にスプリント
ステージとなるか、スプリンター振り落とし作戦のきついステージ
となるか、、、お楽しみに~(笑)』