イタリアの春の名物レースが開催されます。

オープニングとなるのは、3月5日に予定されているストラーデビアンケで、トスカーナの町シエナから出発し、シエナに戻ってフィニッシュします。

このレース名の「ストラーデビアンケ」はイタリア語で「白い道路」を意味し、レースの本質はその名前に表れています。184kmのルートには11セクター、合計63 kmの砂利道が含まれています。

このレースは、アップダウンが続くレイアウトでトスカーナの丘の見事な風景とパンチの効いた登り、伝統的な未舗装路の多さから、「ヨーロッパ最南端の北のクラシック」としても知られています。フィニッシュでは、ライダーは急なサンタクリスティーナ通りを登り、カンポ広場に到着します。

ストラーデビアンケは、5回目の参加となりチームリーダーを務めるマテイ・モホリッチや昨年初めて参戦し、10位に入ったペリョ・ビルバオなどの数人のライダーのお気に入りのレースです。元MTBレーサーでシクロクロススペシャリストのハインリッヒ・ハウッスラーは、未舗装の地形でのバイク操作が熟練しており、レースにフィットしやすく、すぐに調子の良さを示しました。

「2008年に出走した以来のレースですが、今回のコースには未舗装の道路とシクロクロスの砂利があり、クラシックなレーシングスタイルと非常によく似ているので、とても興奮しており、楽しみにしています。私たちは素晴らしいマシンに頼ることができるので、自身のパフォーマンスとレース戦略に集中するだけで済みます。私は自身に何を期待すべきかわかりませんが、明らかに、以前出たときとはレースの内容は完全に変化しました。終盤は非常に難しいので、私はチームメイトのペリョとマテイがポジションを維持するのに集中します。」

チームバーレーン・ヴィクトリアスのスポーツディレクター、ゴラズド・スタンジェリは、次のように述べています。

「私たちのリーダーであるビルバオとモホリッチは、このレースで上手く機能するための適切なスキルを持っているだけでなく、彼らがクラシックのレースで走ることを本当に楽しんでいると言わざるを得ません。彼らは今シーズン、強い走りと調子の良さを見せていました。特にペリョは最近のUAEツアーで取った総合3位からも調子の良さが伝わります。リーダーをサポートするチームメイト（トラトニク、ハウッスラー、ペーンシュタイナー）も同様に、この種のルートに好感を持っています。特にレースの前半では、ストラーデビアンケに初出場する2人の若いクライマー、エドアルド・ザンバニーニとアレハンドロ・オソリオの動きも見れます。重要なセクターは残り43kmから登場するモンテサンテマリーだと考えています。このようなレースで良い結果を出すには、良い足に加えて、正しいポジショニングが必要であり、チームのサポートが重要な役割を果たします。風が強く吹いたり、路面が濡れるなど、気象条件によってレースがさらに難しくなる可能性があります。」

ストラーデビアンケのラインナップ：ペリョ・ビルバオ/ハインリッヒ・ハウッスラー/マテイ・モホリッチ/アレハンドロ・オソリオ/ハーマン・ペーンシュタイナー/ヤン・トラトニク/エドアルド・ザンバニーニ