TEAMチーム・レース情報
スペイン・グアダラハラ、9月11日 – 今年のブエルタで最長のステージは、もっとも熾烈なステージとなりました。超高速のペースと風がプロトンを分裂させ、総合優勝争いのライダーたちは劇的な展開を繰り広げることに。チーム BAHRAIN MERIDAはディラン・トゥーンスのおかげで総合トップ10をキープしています。
2度目の休息日の翌日に行われたこのステージは、アランダ・デ・デュエロからグアダラハラまでの219.6km。おそらくは集団スプリントでのゴールか、仕掛けたアタックが決まる展開が予想されましたが、実際はレースの前から風が展開を大きく左右するであろうことがわかっていました。スタートから3km地点で約35人の選手が逃げ集団を形成。ハインリヒ・ハウスラーとヘルマン・ペルンシュタイナーはその中に混ざり、すぐにディラン・トゥーンスも加わりました。
「スタート前に過酷な1日になると予測しましたが、実際にその通りでした」と、トゥーンスは言います。「逃げ集団に加わり、先頭集団で走れて良かったです。スタートはとてもハイスピードで、前を走るのは大変でしたが、最初の大集団が協力し出すとそれからはずっと楽になりました」。
トゥーンス以外のTBMの選手を含む多くのアタッカーは、ハイペースのため脱落。なお、トゥーンスは、母国で横風の中を走ってトレーニングしてきた選手です。レッドジャージの集団と先頭集団の差は、常に5分ほどを保っていました。
「このようにやや登りのゴールにしては、良いスプリントができました」と、人数の減った集団スプリントで4位を獲得したディランはコメント。なお、優勝はフィリップ・ジルベールです。「今は回復が最優先」と、トゥーンスは結論づけます。「ブエルタも3週目に入り、今日は脚に厳しいステージでした。明日から3日間のタフなステージに向けて、しっかりと回復したいです」。
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