2022.02.17
E-BIKEにエラー表示が!どう対処する?
こんにちは!
今回は、E-BIKEを使う上では避けられないエラー・ワーニングコードとその対処方法をご紹介。
エラー・ワーニングコードとは?
E-BIKEはその名の通り、電動アシストユニットを搭載した自転車ですが、このアシストを制御するのに必要なのが、様々なセンサーとコンピュータです。
エラー・ワーニングコードはこのセンサーやコンピュータにトラブルが発生した際に表示されるものとなり、通常の自転車には無いトラブルです。
この記事では、代表的なコードをいくつかご紹介していきます。
エラー・ワーニングコードの確認方法
エラー・ワーニングコードが発生してるとE-BIKEに搭載されているディスプレイに通常時にはない警告マークと「W***」もしくは全面に「E***」が表示されます。
また、同時にビープ音が3回鳴ります。
【正常時】
【異常時】
ワーニングメッセージ
スピードやアシストモード表示の他に警告マークとともに「W***」と表示がされていた場合は一時的な異常が発生しています。またこの状態では、アシスト表示をECOやHIGHなどに切り替えられますが、アシストほとんどかかりません。
- W010
ドライブユニットの高温状態を表示するコード。俗にいうオーバーヒートです。夏場や重い荷物を載せた状態での長時間アシストで発生しやすいとのことなので、バイクパッキングを行う方は要注意。
◇対処方法:アシストの使用をやめ、ドライブの温度を下げる。
※駐輪時に日光があたることでも温度が上がる場合があるので、日陰に停めることも予防につながります。
- W011
走行速度が検知出来ていないことを表示するコード。
STEPS搭載のE-BIKEは後輪部に取り付けられたスピードセンサーが速度を検知しており、W011の場合はここに不具合が発生していることを示しています。コードと共にスピードメーターの数値も0㎞/hから変わらなくなるので、判別しやすいです。
◇対処方法:後輪の締め直し、電源の入れ直し。
※それでもワーニング表示が続く場合スピードセンサーの調整、交換が必要な場合がありますのでショップで点検が必要です。
- W013、W103
トルクセンサーの初期化が出来ていないことを表示するコード。
ユニットによって「W013」と「W103」の表記がありますが、内容は同じです。
ペダルに脚を乗せたまま電源を入れることでも発生するため、意外と起きやすいです。
◇対処方法:電源を入れ直して、トルクセンサーをリセット。
※電源を入れてから乗車する癖をつけておくと回避しやすくなります。
※レンタルサイクルなど、普段E-BIKEを使っていない方と一緒に走る際は要注意です。
エラーメッセージ
画面全体に警告マークと「E***」が表示されます。表示が出ている間はアシスト機能が一切使用できません。
- E010、E011
システムの異常を表示するエラーコード。
◇対処方法:電源の入れ直し。
※改善しない場合はショップでの点検が必要です。
- E033
ファームウェアの異常を表示するエラーコード。
◇対処方法:SHIMANOが提供しているアプリケーション「E-TUBE PROJECT」に接続して最新のファームウェアにアップデート。
※Bluetooth対応のディスプレイユニット(搭載車種例:eONE-SIXTYシリーズ、RIDGE-RUNNER 8080)であれば、スマートフォンでのアップデートも可能ですが、ショップでの定期点検時にアップデートをお願いすることをおすすめします。
その他にも様々なエラーメッセージ存在しますが、上記以外のコードが表示された場合は、専門的な知識を持っているショップでの点検をお願いします。
最後に
ここまでエラー・ワーニングコードをご紹介してきましたが、わからないことや不具合が発生した際は、お近くのMIYATA・MERIDAのE-BIKE取扱店へとご相談をお願いします。
をご覧ください。
エラー・ワーニング表示をしっかりと理解して、安全で楽しいサイクリングライフを!
次回のブログもお楽しみに!
※今回ご紹介したのはSHIMANO製のE-BIKEコンポーネント「STEPS」シリーズでのエラー・ワーニングコードです。MIYATA・MERIDA含め、全E-BIKE共通ではございませんので、ご注意ください。