2021.09.15
SR SUNTOURドライブユニットの性能に迫る!
こんにちは。
MERIDA X BASEの品川です。
今回は、EX-CROSS eに搭載されているSR SUNTOUR製のドライブユニットについてご紹介。
EX-CROSS e
SR SUNTOUR
e-bikeのドライブユニットと聞いて真っ先に連想するのは、おそらくSHIMANO製STEPSではないだろうか?同製品は性能、信頼性共に高く、大きなシェアを誇っているのは疑いようのない事実だ。
今回はドライブユニットとしては少数派と言えるが、かつてはSUPERBPRO、XCPROと言った名品を生み出した総合コンポーネントメーカーだった歴史のあるSR SUNTOUR製ドライブユニットの実力、詳細に迫っていきたい。
SR SUNTOUR HESCとは?
フリーハブ一体型のドライブユニット SR SUNTOUR
クランクとディスプレイユニット SR SUNTOUR
HESCとは何か? Human Electro Synergy Componentsの略で脚力と電動アシストの融合というような意味となっており、ATSクランクセット、ATSディスプレイ&コントロールユニット、そしてフリーハブ一体型で250W、最大60Nmもの大トルクを発揮するドライブユニット、36V、11.6Ahの大容量バッテリーで構成されている。
ATS(Active Torque Sensor)テクノロジーという技術によりクランクで入力されたケイデンス、トルク、速度の要素からどれくらいのアシストをすれば良いのかを瞬時に判断してくれるというもの。
乗った印象は?
前項まで説明してきたうんちくはさておき、実際乗ったフィーリングや使い勝手がどうなのかを解説していきたい。
ディスプレイの電源ボタンを押し、アシストモードはECOをチョイスしてスタートしてみた。やさしめなアシストながらしっかりと背中を押してくれるフィーリングに好感が持てる。ECOモードであればアシストバイクが初めての方でも驚く事はないだろう。
そしてアシストモードのTOURをチョイスしてスタートすると、なかなかに力強いアシストを見せてくれる。これぞe-bikeという感触!
こうなると最大アシストであるBOOSTモードが俄然気になるところ。いざBOOSTモードでスタートすると・・・!
まさにロケットスタート! 何も知らずに乗るとビックリしてしまうくらいの加速感(笑
そして登坂においても力強いアシストは健在だ。後輪駆動という部分もあるので若干のタイムラグはあるが、なかなかリニアな加速感が楽しめるので、病みつきになってしまう事間違いなし。この性能が街乗り仕様となるe-bikeであるミヤタのEX-CROSS eに載っかっているという事実も驚きだが、この性能ならば用途の幅は広がりそうだ。
気になるポイントがあるとすれば、低速時に少しアシストが残る制御なので、低速コーナーではブレーキを残してあげる必要があるくらい。
いづれにしても後輪駆動というアイデンティティとして楽しめるレベルだろう。
まとめ
今回はMIYATAのEX-CROSS eに搭載されるSR SUNTOUR製ドライブユニットについてご紹介してきた訳ですが、如何だったでしょう?
筆者の予想に反してスポーティな走りが存分に楽しんで頂く事が出来るドライブユニットとして皆様の選択肢の一つになったのではないかと思っております。
もちろんなかなか文字では伝わりにくい事もあるかと思います。
時間が許せば是非MERIDA X BASEにて実車に乗って体感して頂ければ幸いです。
今回登場したモデルはこちら
[ EX-CROSS e ]