2020.05.30
E-BIKE用ドライブユニット「SHIMANO STEPS」シリーズ紹介
こんにちは
MERIDA X BASEの品川です。
今回はE-BIKEの最大の特徴であり、心臓部ともいえるドライブユニットに採用されている「SHIMANO STEPS」をご紹介します。
E-BIKEの心臓部
E-BIKEの購入を真剣に検討されている方ならば、E-BIKEの心臓部であるドライブユニットに関心を持っている方もたくさんいらっしゃるのでは無いだろうか?
そんな未来のE-BIKEオーナーに向けて、各モデルのスペック、特徴を含めた実際の使用感をお伝えしていきたい。
STEPS E8080
MIYATA、MERIDA両ブランドのE-BIKEデビューイヤーとなった2019モデルに採用されていたのはSHIMANO STEPS E8080シリーズである。
E8080は最大70Nmの大トルクと250Wの最高出力を発揮するハイエンドドライブユニットだ。
実際の使用感は期待を裏切らない実力を見せてくれる。
初心者であっても斜度20%を越える激坂ですら楽々登れてしまう大トルクにE-BIKEの虜になった方も多いのでは?(笑
街中の散歩からハードなロングトレイルまで、その守備範囲は広い。特に登りの割合が多いハードなコースにチャレンジしたい方はE8080で決まりだろう。
搭載車種:MERIDA eBIG.SEVEN600、eONE.SIXTY800、eONE.SIXTY9000、eBIG.NINE400
MIYATA RIDGE-RUNNER、CRUISE、RIDGE-RUNNER8080
STEPS E6180
2020モデルから採用されたE6180は最大60Nmを発揮するパワフルなドライブユニットだ。
スペックからも分かるようにトップレンジのE8080に近い最大トルクはシチュエーションを問わず余裕あるライドを提供してくれる。
そしてE8080同様、スポーツ走行をする上で重要なQファクターも最適化されておりスポーツバイクユーザーが乗っても違和感が無いのも特徴だ。
E8080の後発のドライブユニットという事で僅かながら作動時のノイズも低減されているそうだ。
とんでもない激坂になればE8080に軍配が上がるが、それも比較すればの話。
E8080を知らなければ、そんな不満を覚える事もないだろう。
そう考えればSHIMANO STEPSの中では万人にお勧め出来るドライブユニットと言えそうだ。
搭載車種:MERIDA ePASSPORT TK600E
MIYATA CRUISE6180、ROADREX6180
STEPS E5080
E6180と同じく2020モデルから採用されたE5080は最大トルク40Nmを発揮するSTEPSとしてはエントリークラスになるドライブユニットだ。
最大トルク40Nmというスペックだけ見ると、ただの廉価版と捉えられがちだが、実際はそういう訳でもないのだ。
街中でのストップ&ゴーでもストレス無く気持ち良い発進加速を見せ、登り坂に差し掛かっても無理にペダルを踏み込まずとも背中を押してくれるあの感覚は健在だ。
まさに必要にして十分な実力。
そしてクラッチ機構を廃した事でSHIMANO STEPSの中では最軽量を誇るユニット重量を誇る。それも他モデルより500gも軽量だったりする事を考えると、ハードユースで無ければコストパフォーマンスも含め非常に優秀なドライブユニットだと言える。
スポーツバイク未経験でも長距離サイクリングに挑戦してみたいという方にもお勧めしたいドライブユニットだ。
搭載車種:MERIDA ePASSPORT400EQ、
MIYATA CRUISE5080
SHIMANO STEPS共通の特徴
ここまでSHIMANO STEPSの3機種のスペックや実使用に際しての違いをご紹介した訳だが、逆に3機種に共通する特徴もあったりする。
フラッグシップのE8080からエントリーのE5080まで、ただパワフルなだけでは無く、アシストの仕方がとても上手なのである。
必要以上にライダーを助けすぎず、困った時にはしっかりと背中を押してくれる裏方に徹してくれる。まさにライダーファーストとでも言うべきか。
余程スリッピーなトレイルでもない限り急な挙動は無く非常にジェントルな印象だ。
誰が乗っても自然で乗りやすいのはこういった制御の緻密さが反映されているのだろう。
まとめ
今回はMERIDA、MIYATAのE-BIKEに搭載されるドライブユニットについてざっくりとご紹介してきた訳ですが、「百聞は一見にしかず」と言うようにMERIDA X-BASEにお越し頂ければ筆者が言うドライブユニットの「乗り味の違い」について体感して頂く事が可能です。
そしてE-BIKEなんて必要ないと信じて疑わないE-BIKEアレルギーの貴方も是非一度体験して頂ければ筆者の様にE-BIKEの虜になってしまうかもしれませんよ(笑