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MERIDAインプレッション~サイクルショップ マティーノ~

今回のMERIDAバイクインプレッションは東京都墨田区にあるMERIDAパートナーショップ「サイクルショップ マティーノ」の店長朝倉様に「REACTO DISC 7000-E」をご紹介いただきました!

Q.お店の紹介と戦歴や年間走行距離・HPやブログなど、宣伝したい内容を教えてください。

A.ユーザー目線でのモノ選びにより、ジャンルを問わない楽しいサイクリングライフをバックアップする自転車店です。主にメリダのスポーツバイクを販売しておりますが、メンテナンスや修理につきましてはどこのメーカーのものでも承りますし、一般車のパンク修理等も承ります。アピールできるほどのレース経験はなく、アマチュアレベルで何度か表彰台に乗った程度です。ブログは業界内外の多くの方に読んでいただいており、実際にお越しいただきますとそのままのイメージ通りにご相談を頂けると思います。

サイクルショップ マティーノHP

Q.REACTO DISC 7000-Eについて、どの様なバイクに感じましたか?

A.リアクトは2011年の初代モデルから乗っており、知っていますが、モデルが変わるごとにキレを増してきています。特に2代目から現在の3代目に変わる際には、スクルトゥーラからおおまかなジオメトリを受け継ぐとともにカーボンレイアップの変更を加えて、まるでエアロロードの枠に収まらないレスポンスの良さとリヤ周りの快適向上を実現しました。リアクトにはプロ選手が使用するのと同じCF4グレードとその下のCF2グレードがあります。

2代目の時には若干重たさを感じたCF2グレードが現在のモデルになってからはまるでそれを感じさせないようになりましたし、むしろCF4グレードが高剛性高レスポンスに磨きがかかっているため、CF2グレードは一般ライダーにも使いやすいリアクトとして認知されてきていると思います。リムブレーキ仕様のCF4の乗っていた私がディスク仕様のCF2に乗った感想としても、落ち着きがあるので扱いやすく感じますし、通常のレース走行や練習を行う限りにおいては全く不満が出ません。もちろん、人によって感じ方は異なるのでそう思わない方もいらっしゃるとは思いますが、かなり幅広い層の方に乗っていただけるポテンシャルを持っていると思います。

具体的な点として、先代CF2ではケイデンスがやや上げにくかったのでもたついたところもありましたが、現モデルのCF2では100rpm前後まで全く問題なく対応しますから、ヒルクライムの際のペダリングでも一定ペースで登る際には問題は感じません。一気に踏み込むような場合でもそれなりに反応をします。一般的には軽くてレスポンスの良いバイクほど登り向きだと言われますが、減速から再加速する際の踏み方がキーになると思います。一気に踏まず、ジワーッと追いつくつもりで踏むほうがヒルクライムでは(ロードレースでも?)ベターです。その意味ではCF2グレードを上手に前に進めてあげるスキルは大変役に立ちますし、乗り手次第で走りや印象が変わる部分だと思います。エイヤ!と雑に踏み込んでしまっても硬いフレームはその場では進むのですが、決して効率的ではありません。それなりに脚のあるライダーにはCF4が必要ですが、CF2はより幅広いライダーにとってのベターな選択肢であり、コストも抑えることが出来る良いチョイスだと思います。

先代では少々クセのあったハンドリングも、ジオメトリ、リーチやスタックを同じような寸法に変更されほぼ解消されています。ホリゾンタル特有の安定性はキープしたままに、バイクの振りやすさや再加速の鋭さを共存させています。その意味で現在のリアクトは従来のリアクトと現在のスクルトゥーラの中間に位置するようなモデルになったと思います。

 

Q.バイクのフレームやパーツなど、その部分がなぜ良いと感じるか、具体的に教えてください。

A.完成車に装備されているホイールはよく転がるのですが、ちょっと剛性が高めで重量もあります。またタイヤはやや耐久性を重視したものですし、ビードがスチールですから乗り味はこちらも硬めです。試乗される際にはそのあたりの印象も加味してみてください。フレームそのものは快適性が高く、フォークの剛性も十分にあります。片側のステイに装備されたブレーキの影響で、左右の剛性バランスが悪い車種もあると聞きますが、リアクトに関しては全く感じません。むしろ、リムブレーキモデルでやや緩かったハブアクスル周りがカッチリし、リアクト本来の剛性やバイク特性がしっかり感じられるようになりました。当初はアンバランスさもあったのですが、同形状3年目に当たる2020年モデルでは違和感を感じることはありませんでした。レースモデルとしてはちょど良い塩梅だと思います。

ちなみに、完成車に装備されているホイールとタイヤをより軽く、より転がる機材へと変更しましたら、まるで別の乗り物に生まれ変わってしまったことをお伝えしておきます。フレームが持つ快適性やスムーズさ、あるいは操作性の良さが更に引き出され、大変ロングライドに向いたロードバイクへと仕上がりました。これはCF4グレードにはない安心感と軽さの良いバランスだと思います。この7000-Eグレードから6000、4000まで同じCF2フレームを用いています。7000-Eは価格が高いですし、さらにホイールまでは一気に揃えることができなくても、4000グレードから徐々にアップグレードすることも可能です。各々の方の目的の変化やその時々のご予算に合わせて、少しずつポテンシャルを引き出してあげることが出来ると思います。

 

Q.おススメな利用用途などあれば、教えてください。

A.レースとロングライド、相反する目的のように思えますが、あるべき機材の姿は同じようなものです。異なるのはライダーが発揮する出力です。ライド時間は共に5-7時間やそれ以上にまで及ぶことがあります。つまり、リアクトはフレーム形状や設計からもたらされる安定性によりロングライドにも向いています。よりレース(強度)向きなのはCF4ですが、 腕試し程度に出るレースでは不足も感じることはないと思います。自分の脚質に目覚め、その特性に合わせてレース内での仕事もするようになれば、やや不満を感じる方もいらっしゃるかと思います。リアクトはスクルトゥーラよりもゆったりとペダリング出来るため、セカセカせずに長時間でも淡々と漕ぎやすいはずです。さらにディスクモデルとなれば、より安定して、より安全に完走を目指すことが出来るロードバイクになっています。総合すると、リアクトのCF2フレームモデルはファンライド、ロングライド、中級クラスまでのレースライドに適しているロードバイクだと言えます。

 

Q.どのようなユーザーにお勧めしたいですか?

A.ロードバイクで長い時間、楽に走りたい方におすすめしたいと思います。スクルトゥーラと比較されますが、リアクトのほうがケイデンスは遅めにも対応しますし、踏んでいる時間が少し長いので、より進んでいる感じを強く得ることが出来ます。

 

Q.今後の目標・レース予定や宣伝をしたい内容をお願いします。

A.普段はEバイクでのツーリングを楽しんだり、ロードバイクでのレース走行を楽しんだりしています。興味のあるみなさんと一緒にそれらを楽しむことが出来たらうれしく思います。

以上、ありがとうございました。

今回のインプレッションモデル

REACTO DISC 7000-E

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サイクルショップ マティーノ

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