2017年2月16日
株式会社ミヤタサイクル
スペイン人エンデューロレーサー、トニー・フェレイロがMERIDAに加入
MERIDA R&Dチームが2017シーズンに目指していたのは、エンデューロレースで戦えるエンデューロバイク、これをラインアップに加えることでした。そしてついに、過去2年間の努力を形にできたことをお伝えします:ようこそONE-SITXY、そしてようこそ、MERIDAのエンデューロ・ワールドへ!
新たなバイクが加わった私たちには、そのバイクにふさわしいライダーを迎えることが必要でした。そして私たちはトニー・フェレイロをMERIDAファミリーに迎えました。彼が新作ONE-SIXTYに乗ることを、心から歓迎します。
ライダーについて:
トニーは、スペインDHチャンピオンに1回、そしてエンデューロ選手権に2回、合計3回エリートクラスでのチャンピオンに輝いています。加えてEWS(エンデューロ・ワールド・シリーズ)に参戦、その初年に総合27位という成績を収めました。特にチリでの初戦(12位)、そしてアルゼンチンでの4位は、彼の実力の片鱗を示すものとなりました。
「Stains Sport ASの社長スティアン・スティーン-オルセンは、協力関係が続くことに喜んでいます。「これからの2年をガンリタ・ダール・フレショと共に戦えて嬉しいです。彼女はマウンテンバイク界で最も多くの成功を収めてきたアスリート。Stians Sport ASとMERIDAの顔なのです。これだけ長く活動してきても、そのサイクリングに対する熱意は衰えを知らず、仕事に対する正確さは驚くべきものです」。
トニーは、MERIDAのバイク、ONE-SIXTY 8000を駆り、国内外のレースに出場します。初のお披露目となるのは2月18〜19日、チリにて行われるイベント『Valparaíso』になります。
「トニーは、MERIDAが求めていたライダー像に完全に合致します。彼はレース界に深く根ざし、そこから得た経験を基に確かな成績をもたらしてくれます。さらに彼は、エンデューロ界でいくつかの興味深いプロジェクトを推し進める国際的なライダーでもあります。トニーはこれから、その経験と野心を私たちのブランドと分かち合います。私たちはこの契約が、エンデューロの分野でも重要な役目を担うという私たちの決意を、明示するものであると強く信じています」とMERIDAはコメントします。
バイクについて
完全に0から造り上げた、2017年のONE-SIXTY。想像を超える量の配慮と情熱とが注ぎ込まれた、最新のフルサスペンション プロジェクトです。その目的は、俊敏な動き、自信を持てるハンドリング性能と軽量性、つまり走りにおける万能さを実現したエンデューロバイクでした。洗練されたカーボンのメインフレームと、新開発の6013アルミによるリア三角部で構成され、そのフレーム重量は2500gほどとなりました。
430mm長のチェーンステー、445mmのリーチ長(共にサイズMにて)、そしてヘッド角を65.3度といった、果敢に走れるアグレッシブなジオメトリーを備えるONE-SIXTYは、真のエンデューロマシンです。この近代的なジオメトリー、フロント170mmのトラベル量、そしてリアの160mmトラベル量を持つ後輪を安定して挙動させる技術『Float Link』で、昨今のさらに激しさを増していくコースもONE-SIXTYならたやすくこなせます。Boost企画のスルーアクスル、Smart Entry、‘Metric Shock’テクノロジーといった最新技術、そして1xに特化した12段変速のEagle X01変速システムをトップモデルに誇る、MERIDAが誇る新型サスペンションモデルのスターです。ONE-SIXTYには、8000(最高級)、7000、5000と、3つのモデルを用意しています。
トニー・フェレイロは、ONE-SIXTYに乗った感触と印象を次のように語ります:「乗るとまず、心地よさを感じます。これはバランスが取れたジオメトリーであるのを意味します。そして操作性の良さもすぐに感じました。とてもクイックな挙動なのに、高速なストレートセクションを走るときにも安定しています。さらに力をロスすることなく力一杯ペダルを漕げ、これはリアサスの挙動にも全く影響を与えません。そしてこのバイクは、バランス良いライド・ポジションを常に維持します。ペダルが路面の岩に当たったりするようなこともなく、つまり気がつかないうちに下りで数秒を稼げる、ということにつながるんですね」
- MERIDA Press release