2015年8月26日
株式会社ミヤタサイクル
MERIDA プレスキャンプ レポート
2015年7月、MERIDA2016年モデルの発表・試乗会「MERIDA PRESS CAMP 2016」が行われました。多くの報道関係者や、宇都宮ブリッツェン、ミヤタメリダバイキングチームのプロ選手らが集結。最新マシンの乗り味を体験していただきました。
広い会場にはロードバイクとMTB、シクロクロスなど 100台超の試乗車を用意して、オンロード、オフロードの各コースを思う存分走行していただきました。
※試乗会場には通常は立ち入れません。特別に許可を得て使用しています。
プロライダー試乗インプレッション
宇都宮ブリッツェン、ミヤタメリダバイキングチームのプロライダーの方々に、MERIDA最新バイクのインプレッションをお伺いしました
- 試乗インプレッションに協力いただいたプロライダー
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- 宇都宮プリッツェン
掘孝明 選手
山岳ステージを担う若きクライマー
175cm・56kg - 宇都宮プリッツェン
大久保陣 選手
宇都宮ブリッツェンを勝利へ導く
エーススプリンター。
184cm・66kg - MIYATA MERIDA BIKINGTEAM
小野寺健 選手
ナショナルチャンピオンを狙う
エースライダー。
168cm・57kg - MIYATA MERIDA BIKINGTEAM
松尾純 選手
恵まれた体躯を持つ次世代ライダー。
177cm・72kg
- 宇都宮プリッツェン
宇都宮ブリッツェン 堀 孝明選手
“REACTO TEAM-E”
スピードの伸びがスゴイ!登りでも使えるエアロバイク。
新しいREACTOは、とにかく軽くて剛性も高く「シャキッ」とした乗り味ですね。だから登りもガンガンいけます。僕はクライマーなのでレースではSCULTURAに乗っていますが、これなら登りのレースでも使えますね。もちろん、平地なら断然REACTOを選びます。なんといってもスピードの伸びがスゴイ!SCULTURAなら40km/hで走るところを、REACTOなら同じ力でも43km/hまで伸びる感じで、高速巡航がとても楽になります。
フレームの剛性も高いのですが、それ以上にエアロ効果が強力なんでしょうね。もちろん、その速度域でも踏み込めばガツンと加速するので、ゴール前のスプリントではホントに頼りになる1台ですよ!
宇都宮ブリッツェン 大久保 陣選手
“SCULTURA TEAM-E”
乗り心地の良さは特筆もの。ノーストレスで走れる1台!
レースではREACTOに乗っていますが、このSCULTURAの第一印象は「とにかく軽い」!
以前のSCULTURAは、エアロタイプのREACTOに空力的な部分では勝てない印象でした。でも今回のモデルは、チューブがエアロ形状になり、ブレーキもダイレクトマウントになってREACTOにも負けないぐらいの空力特性を備えていますね。SCULTURAの特筆すべきところは、衝撃吸収性が優れていて乗り心地がとてもいいこと。普通に走っても攻めて走っても、まったくノーストレスで気持よく走れます!ヒルクライムや、アップダウンの続く道では、REACTOよりSCULTURAがベストチョイスですね。
個人的に1台買うとしても、オールラウンドに使えるSCULTURAかな。本音を言えば…SCULTURAとREACTOの2台欲しいです(笑)。
MIYATA MERIDA BIKING TEAM 小野寺 健選手
“NINETY-SIX.9 TEAM”
トラクションのかかりがよく、踏めば踏んだだけ進む!
このバイクの特長は、なんといっても剛性の高さですね。踏み込めば踏み込んだだけ、ダイレクトに推進力へ変わる感じがします。リアタイヤのトラクションのかかりもいいんでしょうね。タイヤやサスがパワーを逃さず、しっかりトラクションに変わっている印象です。ゆっくり走るとちょっと硬さを感じてしまうので、のんびり快適なツーリングというよりは、本気でレースに挑む、という使い方が正しいと思います!ケーブルルーティング(スマートエントリー)も、見た目がスッキリしていいですね。
MIYATA MERIDA BIKING TEAM 松尾 純選手
“BIG NINE 9000”
軽いので、登りのダンシングがラク!
このモデルのフレームは、素材に最新のCF5カーボンを使っているので、軽くて、あらゆるところがカッチリしている印象です。軽いことのメリットは、ダンシング(立ち漕ぎ)で振り回すのがすごくラクになります。特に登りでは、そのありがたみを強く実感しますね。当然フルサスモデルと比べても断然軽いので、登りが多いコースではこれに乗りたいですね!
“NINETY-SIX.9 TEAM”
出来のいいサスで、路面に吸い付くように走る!
新しいNINETY-SIX.9 は、サスの出来がとてもいいですね。フロントサスのストロークは100mmですが、出来がいいのでこれ以上のストロークは必要ありません。ストロークが大きくなると重量も重くなるので、このサイズがベストバランスだと思います。動きはすごく滑らかで、路面にピタッと吸い付くように追従するんです。荒れたコースでもトラクションが抜けることなくしっかり進み、気持よく走れますね!